もう飽きたよ | 解脱

もう飽きたよ

 ライヴが五月になった。就滑中なのにヒデエ。対バンはコピーバンドだった。ヒデエ。携帯がナイナイ騒いでスタジオのお姉さんに蔑まれた。ごめんなさい。とりあえず誠意を見せ謝った。プライドは最初からなかった。蹴りは飛んでこなかった。クソを漏らしそうになった。それとは関係なしに。逃げるようにW.C.へと駆け込んで垂れた。が、出なかった。。。。アキバで友達がヂを患っていたのを思い出した。ドトールカフェの便所に五回程世話になっていた。ゲリも患っていたらしい。奴は36時間睡眠なしで夜勤の任務に就き、さすがに生気が抜けていたのだった。そしてその後また夜勤へと旅立った。都合45時間睡眠せずに、うち夜勤20時間をこなし、廃棄弁当を大量に抱え自宅であるオートロックつきマンションへと帰っていった。次の日にはケロッと株取引しつつ戦利品であるエロゲーをオートプレイモードでプレイしていた。朝、萌えヴォイスによって俺は目覚め、奴は起きるのが遅いなどと私に対する不満を漏らしつつもけっして画面からは目をそらすことなく二つのプログラムに没頭していたのだった。そしてその日も夕勤へと赴いた。彼は海苔と白湯しか食してはいなかった。ゲリをとヂを患っていたためだ。責任感の強い彼は勤務中W.C.に頻繁に篭る事を好まなかった。そして腹と菊穴の痛みに耐えつつ任務を完遂し、自宅へ帰還した。すると彼のPCはなぜか起動しなかった。愕然とした彼は業者へ問い合わせ、修理費日本円にして50000といわれる驚愕の事実を突きつけられてしまった。そのとき俺は彼が5ヶ月ほど前に現金二十万の詰まった財布を落としたかスられたかと騒いでいた頃を思い出した。当時彼は株の敗残者よろしく貯金の30%(推定)を失っていた。それらと合計せしめると生きる気力を失いつつある程度の損害であることは明らかであった。彼はアンガーとケイオスに満ち溢れカタルシスを求め日々エロゲーと向かい合い続けてしまった。私はその手伝いをするため持てる殆どのエロゲーを彼のPCへとインスコし、リハビリのためメイドカフェへと頻繁に連れて行ったのだった。その甲斐あってか彼は社会復帰を果たし、以前よりも強靭な魂を手に入れ機関銃に向かって銃剣突撃を繰り返すソ連兵の如き精神力を会得した。

 奴との出会いは確かサークルであった。当時俺はメガネをかけて格好はおっさんだった。オールディーズにハマっていたためだ。そして奴はジョージコックスのクリーパー白黒を履き頭髪はピンクやら金やら黒やら色々であり、口にピアスをぶらさげ、たまにポークパイハットを被っていた。そしてサークルではオフスプリングのall i wantやらkids arent allrightをやっていたのだった。対する私はなぜかグリーンデイをやっていた。誰もバディ・ホリーなんぞ知らなかったからだ。そしてなぜか私のライヴ中に彼と愉快な仲間達は足を運び、私がギターをストラップとネジごと吹き飛ばすのを見学していた。 その後彼と話すようになり、サークルは抜けた。彼はサークルに馴染めなかった。外見と正義感の強さが災いして彼とサークル幹部は相互に嫌悪しあった。彼にとって禁煙の表示がある場所で喫煙せしめることは氏に値する行為なのだ。彼はなかなかモテたようだが私は暴れすぎたのでさっぱりだった。あえて外見のせいだとは言わん。サークルを抜けてから彼は音楽というものに関心を示さなくなり二次元世界への扉を頻繁に叩いていた。外見はまともになっていきヒロミチやビームスでのお買い物が主流となった。対する私はアンチクラスのライダースに鋲を約500発打ち込んだものを着るようになった。髪型はモホーク、スパイク、ボウズあたりを循環していた。そしてフィンコアやスウェディッシュなどと抜かしよるジャンルを習得しバンドを組んでハードコア布教を始めた。