「権限委譲」も交渉ごとにする! | きょうから ”役に立つ!” 仕事術ブログ!

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仕事をする上で、仕事のやる気やモチベーションもとになるものの

一つに「権限委譲」があります。

 

前職で、80人ほどの事業部がありましたが、当時は権限委譲が曖昧でした。

予算執行の権限が、課長はいくらまで、部長はいくらまでという、

事業部内での取り決めがありませんでした。

英語版でのよくわからないのはありましたが、誰もその存在すら知らず

困っていたというのが実情でした。

 

 

 

そうすると何が起こるかと言うと、例えば接待費を使いたいときに、

課長はいちいち部長に許可を取らなくてはいけません。

また部長は事業部長に許可を取らなければいけません。

 

 

これは考えようによっては非効率的であります。

上司と共に決めた年度予算ですから、その責任範囲において自由に

使えなければ、何のために決めた予算かわかりません。

これは部長というポジションで、自分の責任において仕事を実行し、

管理するということに関して、ネガティブなことになります。

 

 

自分が作った予算なのに、使うときは上司の許可がいる。

自分としては納得できないことでした。

 

 

定例の部長会で私の方から提案をしました。

「うちの事業部は、権限委譲が明確に決まっていなく、英文書類はありますが

曖昧な定義なので、使うときにいちいち許可を取らなくてはいけませんので、

非効率的です。私の方で権限委譲の一覧表を作りますので、今度いちど

見てもらえませんでしょうか?

作成しましたら、事業部長の許可をもらって、実施すると言うことにします」

 

 

と提案しましたら、8名ほどいる部長たちは賛成してくれました。

みんな同じことを考えていたんだと、納得しました。

 

 

私はあまり根回しはする方ではありませんが、その時だけは部長らにドラフト

アイデアを見せて説明して周りました。

 

 

例えば、対象となった項目は、営業部門ですから「接待費」「宣伝販促費」

「国内出張費、海外出張費」などでした。

これらの項目は営業部隊にとっては要となる費用です。

なんとしても、自分たちがいちいち上司に許可を取らなくで、自由に使える

ようにしたいと思っていました。

 

 

ドラフトができ、事業部長にも説明し見事、権限委譲案は認められました。

それからは、各部長がきちんと紙で持ち、予算の実施をいちいち上司の許可を

得なくても実施できるようになった事は、この上ない喜びでした。

 

 

なんでも、交渉をしてみるものです。

「全ては、人が決めているのですから・・・」

 

 

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