「ゔあぁーーーつっ!」
今夜オシャレな麻布十番の街角にオレの雄叫びがこだました。
信号待ちをしてるオレのオデコに何かが猛スピードで直撃。
本気で痛いし、ビビりまくって慌てふためき、ヨロけてぶっ倒れそうになる自分を必死で支え踏ん張る。
何とか体勢を整え、何が起きたのかあたりを見回すが何も見当たらない。
不良外国人にBB弾で狙われたか。
許せねぇ、どこのビルからライフルでオレを狙ってきやがった?
も一度あたりを見回す。
「あっ、」
足もとにセミがいる。。。
そういえば昨夜もスタジオへ足早に向かうオレの前に行手を阻む何かがいた。
酔っ払いのオッサンだ。
でもただの酔ったオッサンぢゃない、千鳥足でフラフラしてないぞ。
なんか動きがカクカクしてる。。。
カクカクおじさんだ!!
うぅー、気色悪い動きだ、人間ASIMOみたいだ。
早くスタジオに行きたいけど、カクカクおじさんの横を抜き去るのは危険すぎる。
予感は的中。様子を見ているオレの前で、カクカクおじさんは奇声を発した。
「もう嫌だー!!しゃぶりてえ、しゃぶりたいよう。。。」
「。。。。。」
何をしゃぶりたいのだ?カクカクおじさん。
そのままスーパーに入り、人混みの中に消えていくカクカクおじさん。
やはり何をしゃぶりたかったのだろう?
すべて夏の仕業か、リン。