私は、恋をした。

相手は・・・

カレは、私がシングルマザーだと知っている。

希ごと、付き合いたい、そう言われた。

子供を育てるのは、精神的にも、金銭的にも、並大抵な事ではない。

自分の子供ですら、大変なのに、他人の子供なんて到底無理だろう。

それに、Tさんの事もある。

自分の心の中だけでの恋にしよう、そう決めた。

それでも、気持ちは止められない。

Tさんへの態度に出てしまった。

「男が出来たのか!!やったのか!!」

Tさんが、馬乗りになって殴ってきた。

答えも、逃げもしない私を見て、今度は謝って来た。

「顔も身体も痛いから、当分は、ここには来れない。」

そう言って、マンションを後にした。

諦めと、Tさんへの抑え切れない憎悪を抱いて。