許可が出てすぐに、NICUに面会に行った。

ガラス越しにしか見られなかったけれど、保育器に入って管だらけだったけれど、確かに生きていた。

名前のプレートが、私の名前になっていた。

私は、すぐに、名前を伝えた。

望まれて生まれた子供。

私の希望。

希(のぞみ)

医師や、看護士に、いい名前だね、そう言ってもらえた。

希の状態は、決して良くは無かった。

腎臓には、間違いなく先天性の疾患がある。

その他も、詳しく調べて見なければ、わからない。

それでも、私は、嬉しかった。

希が生きているだけで。

Tさんには、弁護士を通じて、子供は生まれた、だけれど、予断を許さない状態で、先天性の疾患があると伝えてもらった。

Tさんは、お金はいくらかかっても、自分の体のどこをあげてもいいから、絶対、助けるから、そう言っていたと聞いた。

私は、落ち着いたら、直接連絡するけれど、もう私達に関わらないと言う書類に署名してくれるのが一番のプレゼントだと、伝えてもらった。

その後、Tさんの署名が書かれた書類が送られてきた。

「ずっと、ずっと、影から見守って行きたい。何かあったら絶対力になります。あなたも子供も愛しています。」

Tさんからの手紙には、そう書かれていた。

私は、希の写真と手紙を送った。

「私の希望。希(のぞみ)です。」

そう書いて。