# ”MAMAN” ママンに捧ぐ

 

 

 

 

おおいなる母蜘蛛よ、

 



内包(ないほう)された

 

闇の卵胞(らんほう)は

 

崩壊(ほうかい)し


きぼうのれいんぼうがあふれる



もうなにも守らなくてよい



いびつでかたくなな手脚をひらこう
 

かかえた卵は稲妻にしるし
 

ヒナたちは巣立ち
 

すでに空である




さあ、

 

鳥かごをひらくときがきた
 

シェルターはもう必要ない



あふれる七色の糸で
 

なにを紡ごう

 

 

 

 

 

 

 

仕事で東京に行きました。

 

時間が余ったので、

美術館でも行くかと思って

六本木へ。

 

 

 

完璧なおのぼりさん状態で

はじめての六本木ヒルズ。

 

巨大な蜘蛛発見!

 

私の好きなやつや!

(蜘蛛が好きではなく得体の知れないオブジェ)

 

9メートルの高さ

おなかに卵が入っている。

(大理石20個らしい)

 

 

 

 

あとで調べて驚いた、

 

作者のルイーズ・ブルジョワさんは、

ご高齢の女性!

(2010年に98歳で亡くなられました)

 

そしてこの作品に

こめられた意味合いが深すぎる。

 

ルイーズの子供時代の

歪んだ家庭生活の痕跡。

母への憧憬。

内包しているものの

意味が様々に

見えてきます。

 

 

この蜘蛛に

私は、呼ばれたんだなと思いました。

 

 

 

 

 

 

むかしから

1分でも1秒でもはやく家に

帰らないと・・・

 

家で待ってる子供や時に主人に

急き立てられ

仕事の帰り、いつも走っていた。

 

そんなくせのついている私には、

ひとりでスイーツを食べ

ゆっくり時間を過ごすのでさえ

むずかしい。

 

シナモンの香りに後押ししてもらって

がんばって、新幹線までの時間をつぶす。

 

ほんとにがんばってだ、

がんばらないとそうできないのです。

 

そんな自分にびっくりした。

 

 

 

 

子供が学校に所属していた時期

『学校』と『世間』とたまに身内からも

子供を守ってきた。

 

家の中はシェルターで、

私も一刻も早くそこへ

帰らねばならなかった。

 

そのくせは、思いのほか、重く大きく

ずっしりとからみついている。

 

卵をがっしり抱えている

この蜘蛛は

そんな私を思い出させる。

 

 

MAMANは

もう卒業しているはずなのに

いつまでも私に

つきまとう。

 

 

早く解放して

自分のために

七色の花を咲かそう!

 

すばらしい夢を

七色の糸で紡ごう!

 

 

 

そしてルイーズさんのように

 

歳を重ねてもなお、新しいものを

生み出せる人になりたいです。

 

 

 

 

 

 

今日のあなたの幸せを祈ります

 

 

おとずれてくださって

ありがとう

 

 

聴いてくださって

ありがとう

 

 

見てくださって

ありがとう

 

 

 

キラキラあおば

 

marko

 

 

 

 

 

 

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