昨年末ぐらいからお友達からある事で相談を
受けていました。
もう4年以上の悩みを打ち明けてくれて、自分だけでは
処理出来ない・・・
前に進めない・・・
助けて・・・
と泣きながら、嗚咽しながら、すべて話してくれました。
力を無くして、全身で私に助けを求める彼女の想いに、
その姿に、私も全身で答えてあげよう、惜しみなく力を
貸す覚悟で彼女の問題に向き合っていました。
毎晩のように『声を聞かなきゃ眠れない・・・』と
電話があり、休みに何度も会って、時には怒り、時には励まし、
問題の解決に必死でした。
その問題がようやく解決の方向へと進みだし、彼女も
少しずつではありますが気力を取り戻して来ました。
逢っても食欲もなく、どんどんやつれて行く彼女の体調も
心配していましたが、
『お世話になりぱっなしで、こんなことしか出来ないけど・・・』
と食事に誘ってくれました。
食事中に話している間も何度もハンカチを取り出し
涙を拭い、自分自身と戦っている彼女の姿・・・
でもそれは、今までの力ない涙とはあきらかに違って
前を向いて、進んで行く為の、高い壁を乗り越えて行く為の
決意の涙でした。
気力を失って、進むべき道を見失って、ただそこに
立ち止まり、うずくまることしか出来ない時があります。
つらくて、ただつらくて、
大切な大切な命までも放り出したくなる・・・
人は独りでは生きていけない。
問題には人が絡みます。恨みや、相手を嫌ったり、無視したり、
そんな事で解決しようとするのは、ただ思い通りに
ならない自分のわがままだと思うのです。
相手に変わる事を望むのは自分の価値観、
ものさしを押し付けているだけで、何の解決にもならない。
だったら自分が変わろう。
ケンカしてもいい、落ち込むだけ落ち込んだら、
自分だけでも相手を受け入れて、許し、理解して行く力が
大人の考え方ではないでしょうか。
成長して行くと言うことではないでしょうか。
彼女の相談を受けて、私自身も色んな事を感じました。
まだまだ完全に解決するには時間も掛かりますが、
前を向いてゆっくりですが歩き出した彼女をこれからも
見守り、支えて行きたいと思います。