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最近の記事内容は(友人の)創作物です
日の目が見られる時を待っているよ
今日も一篇紹介
冒頭のみ
圭介と一緒に過ごした後の参考書からはひどい臭いがして、私は多分キャスターとかいうやつの煙のせいだと思った。
嗅いだ瞬間「うっ」とも「ぐっ」ともつかぬ嗚咽が私の口から漏れる。
「紙にこんなに強く臭いが移るなんて…やっぱりタバコって最悪」
顔をしかめて胸の内で呟く一方で、「俺は吸い始めてからずっとキャスターだよ」という言葉を思い出して、圭介がタバコをやめることは無いだろうなとも思う。
2、3日経つとその臭いも大分薄れて、私のやたら汚い書き込みだけが参考書を彩っていた。
もちろん授業に関することは書くけれど、それだけでは無く、ページの左の隅には女の子を描いた。
圭介と会う前の授業にはいつも身が入らなかった。
考えてみると、圭介のことを考えながら一喜一憂する私は、自分を落描きの女の子に仮託していたようだ。
肘をついて微笑んでいたり、窓の外を眺めていたり、眉間に皺が寄っていたり、様々な女の子が様々な表情やポーズで描かれていた。
今、こうして記憶を暖め直すけれど、思い出は端からだんだんと風化していく。
圭介と時間を共有していたという証が、私が圭介を想っていたという証が、私も知らない所へ置いてきぼりにされる。
想像は果てしない。
艶々して時折脈うつ臓腑のほとんど無いであろう隙間が更に圧し縮められて、私自身も小さくなってしまう気がした。
日の目が見られる時を待っているよ
今日も一篇紹介
冒頭のみ
圭介と一緒に過ごした後の参考書からはひどい臭いがして、私は多分キャスターとかいうやつの煙のせいだと思った。
嗅いだ瞬間「うっ」とも「ぐっ」ともつかぬ嗚咽が私の口から漏れる。
「紙にこんなに強く臭いが移るなんて…やっぱりタバコって最悪」
顔をしかめて胸の内で呟く一方で、「俺は吸い始めてからずっとキャスターだよ」という言葉を思い出して、圭介がタバコをやめることは無いだろうなとも思う。
2、3日経つとその臭いも大分薄れて、私のやたら汚い書き込みだけが参考書を彩っていた。
もちろん授業に関することは書くけれど、それだけでは無く、ページの左の隅には女の子を描いた。
圭介と会う前の授業にはいつも身が入らなかった。
考えてみると、圭介のことを考えながら一喜一憂する私は、自分を落描きの女の子に仮託していたようだ。
肘をついて微笑んでいたり、窓の外を眺めていたり、眉間に皺が寄っていたり、様々な女の子が様々な表情やポーズで描かれていた。
今、こうして記憶を暖め直すけれど、思い出は端からだんだんと風化していく。
圭介と時間を共有していたという証が、私が圭介を想っていたという証が、私も知らない所へ置いてきぼりにされる。
想像は果てしない。
艶々して時折脈うつ臓腑のほとんど無いであろう隙間が更に圧し縮められて、私自身も小さくなってしまう気がした。
私のジュピターの朝は早いよ
寝ぼけまなこの頬づらを
叩いてあげても起きないけど
私のジュピターの朝は水色
まぶたにキスを落としてあげよう
驚いてお腹に抱きついてくる
誰かのポップフラワーが
2人の間をすり抜けていくけど
全然気にもならないわ
会いたくなったら
いつでも呼んでね
風になって飛んでいく
寂しくなったら
窓際で待ってて
受話器越しの我が儘が好き