トルコは高インフレにもかかわらず、利下げを続けています。

本来であればインフレ率に合わせた政策金利を設定する必要がありますが、

トルコはインフレ率に対して低めの設定をし続けています。

中央銀行としては金利を上げてインフレを抑制したいところですが、

エルドアン大統領が宗教上の理由からか金利は悪と考えており、

金利を下げろと圧力をかけています。

 

以前、中央銀行は大統領の意向を無視して利上げに踏み切ったりしていましたが、

すぐに更迭されてしまいます。

こういうことが繰り返されると中央銀行も大統領の意向に反して利上げできず、

直近4回の会合では利下げをしています。

 

通貨安が進んでさらにインフレが加速して経済は混乱しています。

アップルのiPhoneなどの輸入製品は値付けが難しく販売停止になっているとか。

トルコ国民も給料が入ったらまず外貨に交換するなど対応をとっていて銀行や交換所などに殺到しているようです。

 

そんな中発表された奇策が為替損失補償。

定期預金など目減りした損失は政府が保証してくれるというこもです。

この発表を受けてトルコリラは大きく反発。

大底をうったようなチャートとなっています。

 

この先は、自国民の通貨売り、外資のショート勢などの勢いが弱まるだけで

通貨高となる可能性もあって、乱高下は続きそうです。

ここで利下げ打ち止めなどの材料が出てくるとさらに勢いづくかもしれませんね。