沖縄・快晴
10数年前、日米による為替介入が毎日のようにあった。結局、介入もむなしく1ドル79円台まで円高が進行した。当時、円高が進むと同時に国際商品も安値を更新し、金価格も800円/g前半まで値を下げた。政治介入が本格化すればするほど、相場は逆に動き始める時がある。要人コメントに聞き慣れ始めると案外そうなる日が近いのもかも知れない。
08/06/10 17:05
10日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米当局者によるドル安・インフレけん制の発言が相次いだことを受け、反発した。午後5時現在は1ドル=106円64―67銭と前日(午後5時、105円24―27銭)比1円40銭の大幅ドル高・円安。
ドルは朝方、バーナンキFRB議長が講演でインフレ懸念を改めて示したために一気に買いが進み、3カ月ぶりの高値となる106円83銭まで上昇。午後にかけても106円台後半でもみ合った。
市場では「米国のFRB議長、財務長官、大統領がこぞってドル安懸念発言をするのは異例。市場介入や利上げ観測を招いている」(欧州系銀行)との見方が聞かれた。また、米当局の発言は「ドル売り・商品買いを進めるヘッジファンドへのけん制的意味合いもあるだろう。商品市場から為替市場へ資金が流入すれば、一気にドル高が進む可能性がある」(同)という。
また、「米当局が実際に市場介入するとは考えにくいが、ドル安防止への意志の強さを見せ付けたことで、米金融不安などのドル売り材料は無視された」(国内証券)との声もあった。
ユーロは対円で下落。ドルが強含んだため、対ドルでは大きく値を下げたが、「通貨高はインフレ抑制になるが、ECBは市場の流れに任せるスタンスが強い。現在の水準ならば当局が特に(ユーロ安是正に向けた口先介入などで)言及することはないだろう」(前出の国内証券)という。午後5時現在は、1ユーロ=166円08―11銭(前日午後5時、166円53―56銭)、対ドルで1.5572―75ドル(同1.5824―27ドル)。(了)
今日も皆様に福がいきますように。