NYダウ +140.62 NASDAQ +46.17 英 -1.7 仏 -8.86
独 +0.65 伊 +197.74 スペイン -22.500
ポルトガル -24.19
~欧州~
アジア地域の株式相場の上昇、また中国が貿易統計で輸出が輸入を上回る
など堅調であり、本来ならば欧州各国の株式相場はポジティブなはずですが、
このフォローの流れをくむことは叶いませんでした。
フォローの風を汲めなかった理由としては、やはりシリア問題と米国の
金融緩和縮小の憶測があげられます。特にシリア問題が不透明さを増している
なか、エネルギー関連の株価の下落が響きました。
シリアに関しては、突然に(?)ロシアがシリア支持を打ち出したわけですが、
昨日はケリー米国務長官が「シリアのアサド大統領が全ての化学兵器を来週中に
国際社会に引き渡せば、攻撃を回避する」と表明しました。
またロシアのラブロフ外相がシリアに対して化学兵器を国際管理下に置くこと
を提案し、シリアの外相も前向きな姿勢を示したことが好感されました。
この発言を受けてかシリアへの軍事介入に踏み切るとの憶測が後退して原油
価格が下落、石油株が下落をして各国の株式相場を下方向へと引っ張ったと
云う事です。
ケリー国務長官の要求は到底シリアが受け入れられるものでなく、また現実味が
ある話ではありませんが、ロシアからの提案であれば、受け入れられるという
ことでしょうか?
オバマ大統領は6つのテレビ局とインタビューを行い、国民にシリア攻撃の理解を
得る戦略に出ています。米国は来週中とし、ロシアは時間軸を区切っていないこと
を考えると、米国とロシアの提案は日本の原発問題と同じような気がします。
欧州ではイタリアの株価が上昇。イタリアの株が大きく動く最近の材料といったら
政治問題。昨日は例の前首相の問題で、議員資格はく奪に関する審議を昨日から
開始しましたが、それには数週間かかるとのことで、緊張感が一時的に緩んだ
ことから上昇した模様です。しかしレッタ首相は選挙の可能性を示唆する
など不透明さは依然としてあり、イタリアの株式市場の上昇は腰が強いとは
言えません。
~米国~
冴えない欧州市場とは裏腹にこちらは力強い上昇でした。
シリア情勢不安や金融緩和縮小問題がある中、欧州では影響が限定的であった、
中国の経済指標の好転が、中国関連銘柄(キャタピラー・アルコア)などを
中心に買われています。
また上述したように、シリアがロシアによる化学兵器に関する提案に前向きな
姿勢を示したことも支援材料となっています。

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