(昨日終値1万4799円、シカゴ日経平均先物 1万4845円)
前日のNYダウが61ドル安となったことや、円相場が98円前半で高止まり
したことなどから、寄り付き前は輸出株には売り優勢かと思われましたが、
その実はまちまちの状態。ただし寄与度の高い銘柄や金融株等は売り優勢と
なっていました。一方の外資系証券会社の注文状況は今週に入って初の
買い越しでした。
オープンした日経平均はNYダウの下落、円高の影響そして権利落ち初日と
いうこともあり、前日比67円安で寄り付き、開始から下値狙いの展開と
なりました。チャートポイントである1万4500円を最初はキープされまし
たが、先物市場に大口の売りが出た模様で、この1万4500円を割り込んで
下げ幅を拡大。
勢い9月17日と18日にできた1万4311円と1万4396円にできたギャップ
を埋める動きになるかと思われましたが、そこに絶好のタイミングで出てきた
のが「法人税の実効税率引き下げの報道。この法人税減税案は消費税増税を
埋めるべく、施行されるもので、前々から言われていたことなのです。今回は
「早急に検討を開始する」と明記する方向で調整に入ったとの一部報道を受けて、
下落を牽引していた先物市場で買戻しが現れ、また98円台前半まで円高となって
いた円相場が切り返したことから、日経平均株価は急反転。
前場の終わりは前日比プラスまで値を戻しました。
後場に入ると一旦利益確定の動きから、前場の終値から反落する場面もあり
ましたが、今度は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の中間論点整理
で株式運用を増やすなどの株式にポジティブな内容が出てくるなどの思惑が
重なり、後場も買い意欲が強い中での終了しました。
結局終値は前日比178円高の1万4799円、売買高は30億4783万株、
そして売買代金は2兆1534億円となっています。
個別銘柄としてはリニア新幹線関連、つまりトンネル工事の需要拡大期待
からこれを得意とする建設株の上昇が継続し、また放射性物質で汚染された
土壌から汚染濃度が高い土砂分を分離・回収する装置を開発したラサ工業
が連日で賑わっています。
さて、本日。昨日は配当落ち日でおおよそ80円分の下落があったわけですが、
上述の政府関連の報道や思惑からこれを大きく跳ね返して有り余る上昇を
したことは、力強さを感じさせるもので今後の心理的プラス要因となります。
NYダウも上昇しまた為替も99円台となっていることから、上昇機運の中
来月から発表される企業業績でも輸出企業を中心として業績の一段回復が
見込める等の思惑が出やすくなります。
今日は上値試しとなると考えています。
<テクニカルの視点>
ボリンジャーバンドの+1σと+2σのレンジでの強い動きが継続しています。
トレンドラインでは8月28日、9月2日そして昨日の3点を結ぶ線が
強いサポートラインとなり、今後はこのサポートラインを意識することに
なります。
高値メドとしては先日9月20日の高値1万4816円があり、またその上の
7月19日に付けた1万4953円が意識されます。もしもここで頭が抑え
られ下落をすると、ダブルトップとなり下落リスクが高まります。強気派
としては、ここは突き抜けてもらい所です。
<本日の相場格言>
休むのはただの休みと思うなよ、次の仕掛けのもととなるなり。
<本日の易経>
ひのえ さる = 見送る
昨日のお告げは「小動きに終始」。
昨日の動きは小動きとは程遠いもの。よって「×」とします
(易経通算成績表29勝24敗11引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間08:50 日本8月全国消費者物価指数・除生鮮食品(前年比+0.8%)
日本時間08:50 日本対外及び対内証券売買などの状況
日本時間15:45 仏第二四半期GDP・確報値(前期比0.5%)
日本時間15:45 仏第二四半期GDP・確報値(前年比+0.3%)
日本時間21:00 独9月消費者物価指数・速報値(前年比+1.5%)
日本時間21:30 米8月個人所得(前月比+0.4%)
日本時間21:30 米8月個人消費支出(前月比+0.3%)
日本時間22:55 米9月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(78)
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
ジョージ米カンザスシティ連銀総裁講演(日本時間10:15)
日本ン2年債入札(2兆9000億円)
ドラギECB総裁講演(日本時間18:00)
エバンス米シカゴ連銀総裁講演(日本時間18:45)
ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演(日本時間21:30)
ダドリー米NY連銀総裁講演(日本時間27:00)

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