NYダウの小幅安と円相場がやや円高にふれたことや、FOMCを前に手控え
ムードとなり易く、主力輸出株や寄与度の高い銘柄への寄り付き前の注文は
売り買いまちまち。しかしその一方で外資系証券会社の注文は1210万枚の
買い越しと、本年10月9日以来の大幅の買い越しとなっていました。
寄り付きこそ小口の売りが先行し小幅安となりましたが、寄り付き前に発表
された11月の日本の貿易赤字は予想を下回ったものの、過去3番目の大きさ
であったことから円安となったことで、株価は大きく反転をしました。
市場では下値を待っていた外国人投資家からの内需株を中心に押し目買いが
はいったことや、FOMCでは量的緩和縮小が見送られるとの観測から、先物
に買戻しが入ったことからそのまま高値圏で推移をし、前場は幾度もポイント
となっている1万5500円を超えての終了となりました。
後場に入ってからの利益確定の動きが期待されましたが、1万5500円の
ポイントはなかなかブレークされず、引けにかけて再び値上がり幅を拡大して
終了しています。
終値は前日比309円プラスの1万5587円、売買高は25億2873万株、売買
代金2兆4275億円となっています。また昨日の値上がり銘柄数は1148、
値下がり銘柄数469、年初来高値更新35、年初来安値更新8と、それなりに
買い優勢であったことがわかります。
昨日の急騰は私としては意外性のあるものでした。相場の流れとしては既述
の通りなのですが、この意外な上昇の背景として、「ヘッジファンドの
ポジション調整の売りが一巡したことからあく抜け感がある」などの短期的な
視点からの声や、「外国人の年金など長期資金はまだ日本株へのウエートが
アンダーなまま、この1年間の日本株パフォーマンスの良さを見極めた上で、
ようやく買いに動きだしてきた」との声も聞かれました。短期的なものは
兎も角も長期資金が本当に日本株に入ってきているならば、この事実は大きい
と思います。
さて、注目のFOMCですが、私を含めて大方の予想を裏切る量的緩和の縮小を
発表しました。850億ドル分毎月購入していた債券を750億ドルにするとのこと。
縮小が発表されても、その縮小幅が100億ドルと小幅であったことや、FOMC
声明の中で
「資産購入プログラムが終了し、景気回復の力強さが増した後も、相当な期間
非常に緩和的な金融政策スタンスが引き続き適切になるとの見解を再確認
した。」
としています。また、失業率が6.5%以下でもインフレ率が2%以下なら事実上
のゼロ金利政策を継続する方針をも表明しており、NYダウへのネガティブな
インパクトは皆無でした。
結局NYダウはFOMCの重石がはずれたことと、長期間の低金利政策が再確認
されたことで、$292の大幅上昇となりました。また円相場は米国債が資産購入
月額を750億ドルとされたことで下落したことで、円安となり104円台半ば近く
まで円安が進行しています。
これで本日の日経平均は上がらないはずはなく、直近の高値である1万5729円
というよりも、本年の最高値となる5月23日に付けた1万5942円及び1万
6000円が視野に入っています。
<本日の相場格言>
相場に逆らうな
<本日の易経>
つちのと ひつじ = 動かない
前日の御告げは「強気をとおせ」でした。日経平均は大幅上昇となりました
のでよって御告げは「○」とします。
(易経通算成績表48勝48敗25引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間08:50 日本対外及び対内証券売買契約等の状況
日本時間18:00 ユーロ圏10月経常収支
日本時間18:30 英11月小売売上高・自動車燃料含む (+0.2%)
日本時間22:30 米新規失業保険申請件数(35.5万件)
日本時間24:00 米12月フィラデルフィア連銀製造業指数(10)
日本時間24:00 米11月中古住宅販売件数(505万件)
日本時間24:00 米11月景気先行指数(0.7%)
*カッコ内は全て市場予想
★☆イベント☆★
日本時間 日銀金融政策決定会合(~20日)
日本時間27:00 米5年物インフレ連動債入札(160億ドル)
日本時間27:00 米7年債入札(290億ドル)

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