NYダウが109ドル高となり、節目となる1万6000ドルを超え、また
円相場が1ドル=101円台、1ユーロも136円半ばに触れるなど日経平均株価
には支援材料が多く、主力輸出企業はまちまちであったものの、寄与度の高い
銘柄には高値トライを見越した買いが寄り付き前から入っていました。
外資系証券会社の注文状況は340万株の買い越しとなり、これで8営業日
連続の買い越しとなりました。
寄り付きは前日比147円高の1万5513円と、約半年ぶりに節目となる
1万5500円台をいきなり回復してのスタートとなりました。買い一巡後は
利益確定の売りや、外部要因を除いては国内発の株高となるような材料が
見当たらず利益確定の動きに上げ幅を縮小しましたが、幅広い銘柄への買い
意欲は衰えず、11:00ちょうどぐらいに上げ幅が213円となる1万5579円
まで上昇する場面もありました。
前場は1万5550円近辺で終了をしたものの、円相場が昼休み中に1ドル
=101.30円から週末のポジション調整から円高方向に切り返されたことや、
今月に入って1250円以上の上昇を見ていることから、短期的な過熱感が意識
されたことで、週末のポジション調整が意識されて後場は前場と一転し右肩
下がりとなりました。
一旦は前日比マイナス58円安の水準まで売られる場面もありましたが、前日
終値まで戻した後は横ばいとなり、その状態のまま金曜日は引けています。
結局金曜日の終値は16円高の1万5381円、売買高は30億3889万株、
売買代金2兆9022億円、値上がり銘柄数580、値下がり銘柄数1021、年初来
高値更新銘柄数104、安値更新銘柄数1となっています。
日経平均は小幅上昇に留まりましたが、これに大きく(?)貢献したのは寄与度の
髙いソフトバンク。ソフトバンクの寄与度は21円となっており、ある意味でこの
上昇がなければ金曜日の日経平均は反落しての終了となっています。ソフトバンク
が上昇をした理由として米有力ヘッジファンドのサード・ポイントがソフトバンク
の株式10億ドル相当を取得したと伝えられています。このサード・ポイント
ですが「アベノミクス」による日本の景気拡大を見込んでおり、日本株投資に積極
的な姿勢であると言われているファンドです。ソニーについでの大型投資をした模様
です。
先週はNYダウの連日の上昇や日米金利差からくる円安等の外部的要因や、
外国人投資家の買い越し額が史上2番目となったことや、今回のファースト・
ポイントによるソフトバンク株の取得などが材料視され1週間で215円の
上昇となっています。
ただ皆さんもお気づきのことかと思いますが、実は日本発といったものが
見当たりません。上昇相場の必須条件である売買代金は戻っていることは
好感視できるのですが、もう一段のブーストがかかるには何かしらの
「日本発」が必要です。いまのところ政府から発表される政策には出尽くし
感があり、また大企業からのお金の流れがまだ末端まで来ていない状況で、
タクシーの運転手さんや、建設業の人の話しを聞くと「アベノミクスを
実感できない」との声を多く聞きます。一方で大企業は調子が良いらしく、
椅子や机など高価な事務用品は売れているやに聞きます。
「次の政策」がなければ、年初に言われていたような日経平均の2万円台
いや4万円はまだ遠いと言わざるを得ないと思います。
月曜日ですが、
<本日の相場格言>
思い入れ違う時は早仕舞、行付を見るべし
<本日の易経>
きのと ひつじ = 小動きに終始
前日の御告げは「売り待ちにもどりなし」でした。前日の高値を更新し、また取引
時間内のほとんどが前日の終わり値をうわまわっていたことから、お告げは「×」
となります。
(易経通算成績表43勝40敗20引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間16:45 仏11月企業景況感(97)
日本時間24:00 米10月中古住宅販売保留件数指数(2.0%)
日本時間24:30 米11月ダラス連銀製造業活動指数
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
米国2年債入札(320億ドル)

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