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昨日の世界の株式市場

NYダウ -21.05 NASDAQ +9.90 英 +50.11 仏 +6.08
独 +4.95 伊 -60.55 スペイン -23.10 ポルトガル -67.37

昨日発表された米経済指標は一部に市場予想を下回ったものが出ましたが、
全体的には米国の経済活動の好調さを示しました。欧州では企業業績が
良かった事や、好調さを示した米国経済指標を背景に欧州各国の株式指数は
上昇をしています。
本日はアジア時間帯に中国7月HSBC製造業PMIが発表されます。まずは
この数値が欧州株の前半の動きの動機付けとなると考えられます。

しかし何と言っても本日の重要ポイントは、中央銀行による政策金利の発表
です。
昨日はFOMCがありましたが、本日は欧州にてイングランド銀行、そして
ECBの政策金利の発表があります。マーケットの予想は現状維持ですが、
イギリスは経済活動がなかなか上向かない中、高インフレが続いており、
欧州大陸の景気の停滞は皆さんもご存じのところ。政策金利の発表後の
記者会見に注目が本日の注目点となります。

昨日発表された米国の経済指標ですが、まず先陣を切る形で7月ADP雇用
統計が発表され、予想の18万人増を上回る20万人増と発表されました。
その後発表された第2四半期のGDPは予想の+1%ではなく、+1.7%、また
シカゴ購買部協会経済指標は予想の54(50が経済拡大・収縮の境目)を
下回る52.3と6月の51.6から上昇しています。

好調な経済指標を背景にNYダウは前日比113ドル髙の1万5634ドルまで
上昇し、取引時間中の史上最高値を更新しています。しかしその後はFOMC
の結果と声明発表を待ちたいとのムードが高まり、上げ幅を縮小しました。

FOMCの声明は景気判断を下方修正しつつ、量的緩和の時期は明示しないもの
でした。発表後は売り買いが錯綜しましたが、週末の雇用統計待ちとなり、
手仕舞い優勢から下落をして米国株は終了をしています。

FOMCの声明のなかでのポイントは朝のテレビでも指摘をされていましたが、
景気回復のペースを[moderate]から[modest]としたことでしょうか。
Moderateは適度なということですが、modestになると限られたという
意味になり、この変更はこれまでの声明のトーンを引き下げたことに
なります。かなりハト派的なものといえるのではないでしょうか。

また経済を牽引している住宅セクターについは「力強さを増した」と
しながらも「住宅ローン金利はやや上昇し、財政政策が経済成長を抑制
しつつある」として金利上昇を懸念しています。

昨日発表されたGDPのコアデフレーターは0.8%で、これは継続的な
物価の下落を示しています。
市場が気にしているのは、次回9月17日・18日に開催されるFOMC
にて縮小をするか否かですが、トーンを引き下げたことやGDPデフレーター
等を考慮すると、縮小はなさそうです。



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