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昨日の世界の株式市場

NYダウ +31.33 NASDAQ +14.49 英 +37.60 仏 +20.82
独 +56.51 伊 +117.21 スペイン +40.80
ポルトガル +74.68

欧米ともに昨日発表された経済指標は良好なものでした。特に金融緩和縮小が
騒がれていない欧州にとってはフォローの風となっています。

欧州経済の牽引者であるドイツのZEWが発表した8月景気期待指数が予想の
39.9を上回る42と発表され、先月の36.3を大きく上回るものでした。
また同時に同社から発表されたユーロ圏8月の景気期待指数は前月の32.8から
大幅に改善した44となりました。

米国では緩和縮小の動きがありますが、欧州は必要があれば更なる金融緩和を
行うとしており、緩和縮小の話しは全く出てきていません。そんな中での
今回のドイツの経済指標は非常に心強いものです。

バンクオブアメリカ・メリルリンチ社が発表した8月の世界の機関投資家調査
に於いて、今後1年間の世界経済に対してポジティブな人が72%以上いて、
その理由を中国・欧州の経済回復として求めています。
これを考えるとまさに今回は、この調査に沿った数字が出たことになります。

本日はユーロ圏の第二四半期のGDPの発表があり、上振れも予想され注目
されるところです。


米国の7月の小売売上高も発表され、総合は予想の+0.3%を若干下回る+0.2%
でしたが、自動車を除くコア部分でいくと、予想の+0.4%に対し+0.5%と
こちらは若干上回るもので、ほぼ予想通りだったと言えます。
これで4か月連続のプラスとなり、米国の消費動向が引き続き堅調であることが
示されました。

小売売上高が確かに4か月連続のプラスとなったことは、経済のファンダ・
メンタルズを考える上では当然ポジティブです。FRBが思っている縮小しても
良い状況に一歩近付いていることは確かなのでしょう。

ただこの小売売上高に心配な点がないわけではありません。そのポイントは
二つ。
1) 伸び率の低下
2) 内訳で自動車が4か月振りのマイナスとなり、家具・家電・園芸用品など
もマイナスになったことです。

この結果はこれまで米国の景気拡大に大きく貢献してきた自動車・住宅市場が
冷え込んできていることを意味するもので、拡大しても要注意事項が存在する
事になります。

NYダウは経済指標が良かったことで緩和縮小観測が再び盛り上がり、一旦下落
をしました。
その後ロックハート米アトランタ連銀総裁(中間派)が講演で
「弱い雇用はQE(金融緩和)縮小の妨げ」としつつ
「QEの9月での縮小を排除しない」と
‘The中間派’の発言をしましたが、市場は前者の発言内容を重く見て、上昇し
そのままプラス圏で終了をしています。




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