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金曜の世界の株式市場

NYダウ +46.77 NASDAQ +19.08 英 +45.23 仏 +10.35
独 +19.1 伊 +32.41 スペイン +57.10
ポルトガル +19.39

欧州で昨日発表された一連の経済指標は、欧州の経済回復が着実に進んでいる
ことをしめすものでした。

朝方発表された独の第2四半期GDPの確定値は前回と変わらずとなりました
が、英国の第4四半期GDP・改定値は速報値から上方修正。またその後発表
されたユーロ圏8月消費者信頼感指数・速報値は予想の-16.5に対して-15.60、
と予想を上回り、またこれは前回の結果の-17.4からの大幅改善と発表され
ました。

何度も指摘するように、イギリス銀行は別にしても欧州中央銀行による‘金融
引き締め’不安というのは今のところ出ていません。絶対値の良い悪いは別にし、
景気改善を示す指標が発表されることは、欧州株式市場にとってプラスになる
ものです。昨日はそれを背景に景気敏感株を中心にした上昇となりました。

米国の場合は経済指標の数字が良ければ、金融緩和縮小が意識されますが、欧州の
場合は経済指標の改善はそのままフォローの風になります。

最近ギリシャへの財政支援について、選挙キャンペーン中のドイツの閣僚から
発言が飛び出しています。昨日もショイブレ独財務相が
「ギリシャには新たな支援プログラムが必要だ」
「新たなギリシャ支援に債務減免は含まれない」
と発言をしていますが、選挙キャンペーン中であること、またこれまでギリシャ
の支援プログラムについて、Fatalな事態になっていないことから、ギリシャ
問題はスルーされています。

米国では経済指標の数字が良ければ、金融緩和縮小が意識されると言いましたが、
昨日の米国株はその逆となりました。

昨日発表された米7月の新築一戸建て住宅販売は、年率換算で前月比13.4%減の
39万4000戸で、市場予想の49万戸を大きく下回り、おおよそ9か月振りの
低水準となりました。
当初はこの経済指標を受けて住宅建設株が安くなりましたが、投資家はこれを
金融緩和縮小が遅れるとのサインと見ると買い戻しが入り、一旦マイナス域に
入ったNYダウなどはプラスに転じ、その後は終日プラス領域での動きに終始
をしました。

昨日はセントルイス連銀総裁が「FOMCは緩和縮小を急ぐ必要はない」と
発言し、サンフランシスコ連銀総裁は「景気が腰折れしなければ年内の縮小を
望むと発言。またアトランタ連銀の総裁は「力強い経済指標が続くことを
条件に9月の縮小を指示する」としています。

これらの発言から9月の縮小するのか否かの糸口は見えません。月並みですが、
再来週の雇用統計発表まで方向感のない動きにならざるを得ませんね。



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