週末のNYダウおよびS&Pがそれぞれ史上最高値を更新したことや、円安基調
が続いていたことから、寄り付き前から輸出企業や寄与度の高い銘柄は買い優勢
となり、また外資系証券会社の注文状況も4営業日連続の買い越しとなりました。
オープニングは金曜日比58円高で開始され金曜日の最高値を短時間で更新し、
11時前には売買代金が1兆円を超えるなど、投資家の買い意欲の強さが示され
ました。しかし先週は1千円を超える上昇となったことから、買い一巡後は警戒感
が意識され、利益確定の動きに上げ幅を縮小余儀なくされました。
それでも前場後半及び後場の出だしは1万5200円をキープしましたが、日経平均の
頭の重たさを意識してか円相場が一時一ドル=99円台後半と円高に振れたことから
売りを誘い、後場は右肩下がりの動きとなりました。ただしそうはいっても、現在の
日経平均株価を押し上げている最大の要因である外部的要因は変わっているわけでは
なく、押し目買いの意欲は強く下値は限定的でした。
結局終値は金曜日比1円安の1万5164円、売買高は28億4051万株、売買代金は
2兆4854億円、値上がり銘柄数809、値下がり銘柄数789、変わらずは160で引けて
います。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差はほとんどなかった一方で、年初来高値
を更新した銘柄は85に対し年初来安値を更新した銘柄数はゼロであったことは、市場の
強さを表わしたといえます。
そんな中、値下がり業種が空輸、倉庫、陸運、土石であったのは、政府の経済政策への
期待感からの上昇ではないことを物語っているような気がしないでもありません。
短期的な過熱感が強くなっており、昨日は先週の急騰を意識した動きとなりましたが、
イエレン次期FRB議長の議会証言から過剰流動性が大きく意識されたトレード
(イエレントレードと言われています)はまだ続くとの見方は強い模様です。
国内機関投資家もリスク性資産への投資を考え始めているとの声も聞かれます。
ただし、足の速い資金と言われている欧州系証券の先物買いが目立っている
ことや、逆説的に国内機関投資家がリスク性資産への投資を考え始めている
ことから、下値は警戒しなけばならないかなと思ったりします。
明日明後日にかけて日銀金融政策決定会合が開かれ、21日にその結果発表が
発表されます。市場には「なんか新たなものがでるのでは」との期待感がある
のは確かで、ここでなにも出ない場合、先月同様一旦の売りポイントになるかも
しれませんね。
本日は昨日同様に堅調な動きを見せるとは思いますが、テクニカル的にはこの二日
間ボリンジャーバンドの+2σと+3σの間を推移しており、このバンドの中で長く
動く事は稀であるので、はしご外しには注意をしなければなりません。
<本日の相場格言>
良い株を持って悪い株を持ち続けるならば、銘柄票はしまいには悪い銘柄だらけに
なる
<本日の易経>
つちのと うし = 泥沼 見切る
前日の御告げの「当分相場なし」でした。昨日の日経平均の値幅は167円で相場が
無かったとは言い切れませんが、終わってみれば1円安となっているので、昨日の
御告げは「引き分け」といたします。
(易経通算成績表43勝37敗19引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間19:00 ユーロ圏9月建設支出
日本時間19:00 独11月ZEW景気期待指数(54)
日本時間19:00 独11月ZEW現況指数(30.9)
日本時間19:00 ユーロ圏11月ZEW景気期待指数
日本時間22:30 米第三四半期雇用コスト指数(前期比0.5%)
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
日本20年債入札
ブラートECB理事講演
欧州委員会、OECD11月経済見通し発表
ドンブレト独連銀理事講演
エバンス米シカゴ連銀総裁講演

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