(昨日終値1万4467円、シカゴ日経平均先物 1万4610円)
何も決まらない米財政協議を嫌気してか、寄り付き前は主力輸出株や寄与度の
髙い銘柄はやや売りが先行気味。また外資系証券も一昨日に引き続き10万株の
売り越しとなりました。
寄り付き直前に、米上院指導部が債務上限の引き上げと政府機関の再開に向けた
合意を数時間以内に発表する可能性があると伝わったことで、寄り付きこそ8円
安で開始されたものの、すぐに前日比プラスに上昇。
ただし、これまで「決まりそうで決まらない協議」であるため、先日同様に1万
4500円では頭を抑えられ、利益確定の動きから売り込まれ何度も前日比マイナス
に押し戻される場面もありました。
その後も寄り付き前の報道とは裏腹に「合意」との報は伝えられず、下落場面
では失望から売り勢いが増すと思われましたが、それでもこれから本格化する
中間決算発表が好調であるとの思惑が相場を下支えし、マイナス圏では確実に
拾われました。
一日を通して財政協議の行方を見守るとのスタンスで、手控えムードが市場を
支配し、前日終値を挟んだ展開に終始したまま終了。
終値は前日比25円高の1万4467円と今年2月下旬以来、7か月振りの8日
連続高となりましたが、ボリューム的には売買高が17億7794万株、売買代金
は1兆3802億円と高揚感のない連日高です。
さて、注目の米財政協議ですがようやく決着がつきました。連邦債務の上限を
来年2月7日まで引き上げ、政府資金を1月15日まで手当てするとのこと。
また債務上限については議会の折衝が長引いた場合、財務省が非常手段を
用いて資金繰りを行うことを認めるとなっています。
問題を難しくしていた下院もこの内容で合意をするとのこと。
医療保険改革法(オバマケア)への資金打ち切りと、債務上限引き上げ、政策面
の譲歩を伴わない歳出への反対など、共和党の主張はほとんど認められず、
事実上の今回の騒動での敗北者となりました。
先日はオバマ大統領にも譲歩が必要としましたが、オバマ大統領は譲歩せず
完勝といえます。日本であれば首相の‘首と引き換えに’となるのでしょう
が、米国の大統領のある意味で力の強さを感じさせられました。
債務上限が当初の6週間ではなく、来年2月7日まで延期されただけなら
問題の先送りなのでしょうが、財務省が非常手段を使って資金繰りを行う
ことを認めているのは大きな前進ではないでしょうか。
この財政協議の影で、FOMCの政策指針のベースとなる米地区連銀報告が発表
され、経済成長ペースが4地区で減速、8地区が横ばいとされ、また
NAHB10月の住宅市場指数は4か月振りの低水準と、米国の経済回復の
鈍化が見て取れます。これでは12月と思われていた縮小も、来年に
先送りされることになりそうです。
さて、本日。Buy on rumor Sell on the factと思っていましたが、今回の
合意が問題の先送りに留まらなかったことから、上昇は確実でしょう。
今年5月と9月の下旬で引けるトレンドラインがおおよそ1万4750円を
さしており、これをブレークするとこの間のトレンドの変更を意味します。
<本日の相場格言>
百尺竿頭一歩を進む
意味:頂点を極めてもそれに満足することなく、さらに進歩しようと
努力をすること
<本日の易経>
ひのえ たつ = 反発急騰アリ
昨日の御告げの「中段もみ合い」。難しいところですが、昨日は動きがなかった
ことから「○」にいたします
(易経通算成績表34勝29敗14引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間15:00 日本9月工作機械受注確報値
日本時間17:00 ユーロ圏8月経常収支
日本時間17:30 英9月小売売上高(自動車燃料含む) (0.4%)
日本時間18:00 ユーロ圏8月建設支出
日本時間21:30 米新規失業保険申請件数
日本時間23:00 米10月フィラデルフィア連銀製造業指数(10)
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
スペイン国債入札
フィッシャー米ダラス連銀総裁講演(日本時間20:45)
エバンス米シカゴ連銀総裁講演(日本時間25:45)
ジョージ米カンザスシティ連銀総裁講演(日本時間25:45)
コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演(日本時間27:45)

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