(昨日終値1万4037円、シカゴ日経平均先物 1万4075円)
相場を動かすきっかけの、言葉は悪いですが「しょぼさ」に驚きはしましたが、
それと同時にマーケットの「サプライズ」好きを再認識させられたという昨日
です。
NYダウが連日の3ケタ下落となったことや、円相場が1ドル=96円台に入った
ことから、開始前から主力輸出株及び寄与度の高い銘柄が売り優勢の状況でした。
その一方で、外資系証券の注文は今月一番の1270万株の買い越し幅であり、
また4営業日連続の買い越し。
オープニングは強い逆風を受けていたこともあり、前日比104円安となり
先日この場で書いた9月2日~3日にかけて空けた1万3613円~1万
3748円のギャップ埋めへの動きになるかと警戒されました。
しかし、一昨日に引き続き1万3800円割れでは押し目買いが入り、実際に
1万3800円下での低迷期間は短く、下値での買い意欲の確かさが示された
格好となりました。その後重要視されたのが、イエレンFRB副議長が次期
FRB議長に指名されるという米ウオールストリートジャーナル紙の報道です。
サマーズ氏の線が消えたことから、イエレン氏の次期FRB議長の就任はある意味
では既定路線ではあり、別に驚くべきものではありません。しかし市場では、
ハト派路線のイエレン氏の就任で金融緩和に積極的な同氏の方針が株式相場の押し
上げにつながるとの期待感から反転。この株価指数の反転により、円相場も円買い
のポジションの巻き戻しを誘発し、人気のあった内需株に加え主力輸出株に
ポジションの巻き戻しが入り、午前中に株価指数はプラスに転じるまで上昇。
後場に入ると米商務長官のプリツカーしが「米政府機関の一部閉鎖は間もなく
解除されるだろう」と発言したことが伝わり上昇幅を拡大し、相場は節目となる
1万4000円の攻防となりました。ポジションの巻き戻しは兎も角も、ここまで
の上昇は期待感が引き金になったわけではなく、実際には何も変わっていない
ことから1万4000円で頭が抑えられるかと思いましたが、引けにかけて上昇。
結局前日比143円高の1万4037円と、待望(?)の1万4000円オーバーで
終値を迎えました。売買高は24億1789万株、売買代金は1兆8441億円と、
底値からの上げ幅が300円近くあるにも関わらず盛り上がりに欠けるもので、
いわゆるこの上昇も「自律反発」の範疇であるとの疑念を持たざるを得ない
低さです。
昨夜公表された米FOMC議事録によると、政策当局者の大半は債券購入ペース
の縮小が年内にはじまる可能性が高いとの認識を示したとのことです。こうなると
日米の金利差からドル高円安へのガイドラインが敷かれた形となり、円安に振れ
易く日本株にとってはプラスです。
また米関係筋が明らかにしたところによると「米下院共和党指導部は短期の債務
上限引き上げを検討している」とのこと。‘短期’というのが気になりますが、
プラス材料には違いありません。
さて、本日。円相場は昨日の引け時とかわりませんが、NYダウが反発をしている
こともあり、上値試しとなってもおかしくはありません。ただ解決の兆しが見えて
いるものの、何も変化がない米国の状況を考えると、戻り売りや利益確定の動きは
根強いと考えるのが妥当です。願望として「1万4350円抜けを」とは思いますが、
ここはデジャブ―的に終値で1万4000円を死守できるかがポイントとします。
個人的には再び「Buy on Dip」とは思っています。
<本日の相場格言>
下がる理も、時至らねば下がるまじ、買いざきするは、大たわけなり
<本日の易経>
つちのと とり = 急騰予告
本日の御告げの「往来相場」。往来を別の言葉でいえば「行って来い」
昨日は当然「×」となります。
(易経通算成績表32勝27敗14引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間08:50 日本対外及び対内証券売買契約等の状況
日本時間08:50 日本8月第三次産業活動指数(0.4%)
日本時間08:50 日本8月機械受注(2.5%)
日本時間09:30 豪9月就業者数(+1.5万人)
日本時間09:30 豪失業率(5.8%)
日本時間17:00 ECB月例報告
日本時間20:00 イングランド銀行・政策金利発表
日本時間21:30 米新規失業保険申請件数(30.7万人)
日本時間21:30 米9月輸入物価指数
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
G20 財務相・中央銀行総裁会議(~11日)
米30年債入札(130億ドル)
日本30年債入札(6千億円)
伊短期債入札
ブラード米セントルイス連銀総裁講演(日本時間22:45)
黒田日銀総裁講演(日本時間25:00)
ドラギECB総裁講演(日本時間25:20)
タルートFRB理事講演(日本時間26:45)
ウイリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演(日本時間27:30)

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