NYダウ +118.72 NASDAQ -4.33 英 +33.88 仏 +37.72
独 +103.58 伊 +183.90 スペイン +57.900
ポルトガル -18.19
昨日は株式市場にとって、ネガティブファクターは出てこず、むしろ
ポジティブな話題が目立ち、株式市場を上昇させる一方で、米の金融緩和
縮小速度が緩やかになるとの見方から、米ドルは主要通貨に対して下落を
しています。
次期FRB議長候補として有力視されていたローレンス・サマーズ氏が
米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長候補から辞退することが週末に
報道されました。
先日お伝えした通り、サマーズ氏は金融緩和縮小に関してタカ派であると
言われていただけに、今回の氏の辞退は緩和速度が緩やかになることを
示唆し、株式市場にとっては当然プラスに働き、欧州各国の株式相場を上昇
させています。
またシリアの化学兵器廃棄をめぐっては、ジュネーブで開かれていた外務相
会合では廃棄に向けた具体的な手順は決まっていないものの、2014年前半
までに廃棄させる枠組みで合意し、一歩前進をしたことも市場に安心感を
与え、株式市場を押し上げる要因となった理由として挙げられます。
サマーズ氏は昨日の日経新聞朝刊でもほぼ決まりとの筋で記事が書いて
ありましたが、これが見事に裏切られたことになりました。
サマーズ氏に関してはウォールストリート・ジャーナルが7月下旬の紙面で
「ローレンス・サマーズはシティグループのコンサルタントを務めていた」
と報じています。リーマンショック後に米メガバンクが米国政府から救済を
受けた後で、議会からメガバンクへの追及がきつかった時期にあたること
から、これを問題視されていたことは事実です。
FRB議長就任には上院の承認が必要で、その上院による承認の難航が予想
され、政府にも経済にも悪影響を与えることから辞退に至っています。
これでイエレンFRB副議長が次期FRB議長候補筆頭へ復帰という事になり
ました。イエレン氏はリーマンショック前から、市場の不安定さを指摘しそれが
現実のものとなったことから、その分析力及び眼力に定評があったことは皆さん
もご存じかも知れません。イエレン氏はバーナンキ現議長の路線を継承すると
目されており、政策の継続性を好む市場からは支持される人事となります。
ロイター通信によると米ホワイトハウスの報道官は次期FRB議長を「秋に」
指名するとのべ、また「カレンダーを見れば分かる通り、いまはまだ夏だ」
ともしており、秋分の日(9月22日)以降の候補指名となります。
ただ、イエレン氏で決まりかといえば実はそうではなく、上院にはイエレン氏
も支持しないという勢力がある模様で、イエレン氏の替りにガイトナー
前財務長官やコーンFRB副議長の名が候補者として挙がっています。
ガイトナー氏はFRB議長職には関心がないとしており、仮に指名されても
昨年春先にはFOXニュースが「逮捕されるかもしれない」と報道されている
人物ですので、まず指名の可能性はないでしょう。
つまり、次期FRB議長はイエレン vs コーンと云う事になります。

ブログランキングへのクリックを是非お願いします。
人気ブログランキングへ