(昨日終値1万4808円、シカゴ日経平均先物 1万4965円)
バーナンキ議長の議会証言を糧に欧米の株式市場は上昇し、また円安となった
ことは昨日このブログでお伝えした通り。寄り付き前の注文状況は一部主力輸出
企業には売り買いが拮抗しましたが、主力輸出企業の注文の態勢は買い優勢
となり、また指数寄与度の高い企業の株価も買い優勢の状況。外国証券会社の
それは、売りが1220万株に対して買いが1700万株と480万株の買い越しと
なっており、金額ベースでも買いでありました。
始値は水曜日比30円髙。政府が7月の月例経済報告で、景気の基調判断を
3か月連続で上方修正すると報じられ、国内景気の回復期待が高まり景気敏感
株として挙げられる銀行株に買いが入り、また寄与度の高いソフトバンク
に連日買い材料。昨日は米燃料電池ベンチャーのブルームエナジーと合弁会社
を設立し、燃料電池による電力供給を始めるとされて買いが流入したことで
ソフトバンク一社で日経平均をおおよそ40円も押し上げるなどし、日経平均は
さらに上昇し、午前中は一時1万4700円を超える場面もありました。
後場に入っても買い基調は変わらず、円安方向で動いていた為替も1㌦=100円
を回復したことで、買い安心感が拡がり幅広い銘柄が買われ日経平均は続伸。
日本株の動きに大きな影響力のある海外勢も、日本株の堅調な動きを好感しており、
先日ここで書いたように、中長期を視野に入れたマネーフローも継続している
との話しも聞こえてきました。少しテクニカルな話しになりますが、平均株価が
オプション行使価格の1万4750円に近づいた為に、このオプションに対する
ヘッジが先物にはいったことで先物が上昇し、現物市場の更なる上昇を後押し
しました。後場に入っても大きな売り戻しがないまま、前日比+193円の
1万4808円で取引を終えました。売買高は26億7633万株、売買代金は
2兆2755億円と報告されています。
昨日の日経平均は193円の上昇となり5月23日以来の1万4800円台を
回復しました。ただ日経平均の上昇内容を見てみると、寄与度の高いソフト
バンクで30円、ファーストリテイリング社で36円、つまりこの2社で
66円も日経平均を押し上げていることがわかりますから、昨日の上昇は
少し割り引が必要です。
7月21日の参議院選挙では、自民党が今のところ非常に高い確率で過半数を
獲得する見通しあり、この上げ相場には既に織り込み済みとの声が聞かれます。
しかし過半数を獲得し、景気拡大政策を安心して行えるというメリットは高く
織り込み済みと済ましてしまうのは短絡的すぎると考えます。
米国株が続伸し、また円安であることに加えてムーディーズが米国国債の見通し
を引き上げるとするなど、日本株を売りから入る理由は見当たりません。
昨日は1万4750円のオプションが一段高の要因となりましたが、本日は1万
5000円が次のターゲットとなるのは容易に考えられます。本日は上昇して始まり、
この1万5000円のヘッジ買いが先物にはいり、現物市場を押し上げることが十分
に考えられますが、この1万5000円を回復した後が問題。先物市場を好んで
トレードするヘッジファンドが先物市場で大きく買い越しをしていることを考えると、
このヘッジ買いをポジション整理の好機となる可能性はぬぐえません。個人的には
好機としてとらえてくるのではと考えています。
<テクニカルの視点>
この二日間テクニカルの様相は変わらず。オシレーター系は買われ過ぎをしめし、
トレンド系は上昇トレンドを示しています。ローソク足では、本日「首吊り線」が
でる可能性があり、この「首つり線」が出ると相場過熱感の終焉となります。
同じく陽線となりますが、トンカチが現出可能性もあり、このトンカチが天井圏で
出現すると下落転換の可能性が示されます。
*首つり線の特徴
上げ相場である
窓を開けて長い下ヒゲ付きの陽線が出現
下ヒゲは実体の3倍以上の長さ
*トンカチとは
実体が短く上ヒゲが長い陽線
<本日の易経>
ひのえ いぬ = 見送る
昨日のお告げは「売り準備」。
昨日は始値を最安値とする動き。売り準備と云う事もあり、本日もしくは
月曜日に下落をすれば、準備の甲斐があったことになります。
ですので易経のまだ判断は出来かねますので、とりあえず「引き分け」と
します。
(易経通算成績表10勝5敗2引き分け)
★□本日の経済指標□★
日本時間08:50 日本違い及び対内証券売買契約等の状況
日本時間17:30 英6月財政収支
)
*カッコ内は全てマーケット予想
★☆イベント☆★
G20財務相・中央銀行総裁代理会議(7月19日・20日)
日本第23回参議院選挙、投開票(7月21日)

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