NYダウ +88.85 NASDAQ +5.45 英 +28.4 仏 +69.98
独 +162.54 伊 +265.93 スペイン +149.20
エジプト情勢は引き続き混迷していますが、欧州では明るい兆候が表れ、
またドラギ総裁が再び金融緩和の継続を表明したことなどから、欧州株式
市場は上昇。米国は欧州市場の落ち着きを好感したことや、最近の経済指標の
好転を意識した動きとなり続伸しての終了となっています。
~欧州~
欧州の原動力であるドイツの5月鉱工業生産は、予想の前月比-0.5%を上回る
-1%と下振れをしてしまいましたが、これを打ち消すに足るニュースがあった
ことからこれは材料視されませんでした。
欧州発の好材料は三つ。
まずは懸念されていた7月末に迫るギリシャへの資金援助に関し、ユーロ圏
財務相会合でこれが承認されることになったことで、ギリシャのクラッシュが
回避されることになりました。
ギリシャに関し、ダイセルブルームユーロ圏財務相会合議長は2014年末まで
ギリシャでは資金不足は起こらない」と昨日言明をしています。
二つ目は、ドラギECB総裁が「ユーロ圏には相当な課題があり、現時点での
利上げは正当化されない。主要金利は長期に原稿あるいは下回る水準に」「ECB
は潤沢な流動性を備えたシステムを提供する」と、真新しい話しはありません
でしたが、過剰流動性が再び保障されたことが好感視されました。
その後IMF専務理事が「ユーロ圏には追加緩和が必要となる可能性」があると
するなど、その後も株式市場にサポートとなる発言が出ています。
三つ目はポルトガルのコエリョ首相が所属する社会民主党と連立相手である
民衆党が連立を維持することで合意したことで、選挙が回避される見通しとなった
事もプラスとなっています。
~米国~
株式市場の方向性をリードする経済指標の発表がない中、金曜日に大幅な下落に
みまわれた欧州市場が反発をしたことなどから上昇をしましたが、買い一巡後
は手がかり不足となってしまったことから、上昇幅は限定的となって
しまいました。引け後に発表されるアルコア社の決算発表で、本格的にキック・
オフとなる第二四半期の決算発表に注目が集まります。
引け後に発表されたアルコアの決算は、アルミ使用料を燃費改善の為に増や
している自動車の販売台数が好調さを維持していることから、アナリストの
予想をうわりました。ただし世界一大消費国である中国の景気後退を背景に
需要の伸びが心配され、実際に世界的価格基準となっているロンドン金属
取引所(通称LME)での価格は生産コストを下回る水準となっており、
今のところその価格の回復及び大幅な上昇のメドが立っていません。
今後の大幅な業績の回復は期待できないのが実情です。ただアルコアの
本年の需要見通しは前年比+7%を維持しているのは、アルミ市場には
とりあえずプラスとなります。

ランキングへのクリックを是非お願いします!
人気ブログランキングへ