(昨日終値1万3213円、シカゴ日経平均先物 1万3395円)
連日のNYダウの上昇、そして円安と日経平均の上昇の条件が揃い、
寄り付き前の注文状況は円安で恩恵を受ける輸出企業、及び寄与度の
高い銘柄が買い注文優勢となりました。最近の混乱の中、日経平均の
上昇条件が揃っても、寄与度の高い銘柄に素直に買い注文が入る
事がなかったことを考えると、昨日は雰囲気の変化が感じられる
寄り付き前の注文状況となりました。
外国証券の注文状況は売りが1290万株に対して買いは1710万株
と一昨日のような大きな買い越しとまでは行きませんでしたが、昨日
も買い越しとなっていました。
寄り付きは前日終値比134円高の1万2968円。前日にECB総裁の発言
や、FRBの現状の金融緩和政策の継続観測からくる安心感から上昇した
流れから、幅広い銘柄に買いが先行しました。ただし、節目となる
1万3000円を超えることができず、また中国への警戒感から利益確定の
動きもあり、一時上げ幅を縮小する動きもありましたが、前日の終値まで
は届かず。
取引き開始となった上海総合指数が前日比プラスで寄り付くと、市場に
安心感が拡がり日経平均は急回復。頭の重たかった1万3000円を
あっさり抜き、そのまま右肩上がりの動きとなりました。中国の株式指数が
しっかりとした動きであったことから、中国関連の機械や鉄鋼が上げ幅を
広げたほか、先物買いも入り上昇1万3000円をキープしての前場が終了。
他のアジア諸国の株式市場も非常に堅調に推移し、特にこれまで中国市場
と同様に大きく値下がりしていた韓国市場も上昇するなど、全体的にリスク・
オフの動きが鎮静化しており、後場に入ると日経平均は一段高となりました。
調子の良かった上海市場が下落に転じ、再び1万3000円を試すような動きに
なりましたが、上海がすぐに反転したお蔭で日経平均は救われ高値引けと
なっています。昨日の終値は前日比379円高の1万3213円、売買高は
26億9371万株、売買代金は2兆1105億円と発表されています。
379円の上げ幅は今月2番目の上昇を記録するものですが、今月一番の上げに
なった10日には出来高が32.5億株、売買代金が約2.6兆円であったことを
考えると、物足りなさは禁じえないところです、
さて本日は6月の最終営業日となります。海外株式市場が上昇し、円安と
なっている他、海外のペンションファンドのウインドウドレッシングが
期待されまた、米国の10年債券の利回りが低くなっていることなど、
本日も日本株にとっては上昇の要素が詰まった形となっています。
<テクニカルの視点>でも書きました1万3400円、そして今月頭の重た
かった1万3500円を超えることができるかが注目のポイントとなります。
因みに6月の最終営業日はかなり高い確率で、上昇する傾向があります。
下にも書きましたが、今日のお告げは「利食い千人力」。上昇の局面では買い
持ちをしているのならばとりあえず売りということですね。
<テクニカルの視点>
短期的なペナントが形成されていることは先日ご紹介しました。まだこの
ペナントの範疇を脱していませんが、1万3400円を超えると相場は上抜けを
してきます。この1万3400円は75日移動平均線とも重なり、上値での
重要なポイントとなります。
下値のメドは1万3000円、そしてボリンジャーバンドの-1σ及び、
パラボリックがほぼ重なる1万2800円が挙げられます。
<本日の易経>
きのと うし= 利食い千人力
昨日は急騰暗示でした。急騰暗示をどのように解釈するかがあり、昨日の
動きだけで判断できるものではありません。本日の動きを見てどうであったか
を判断するものと思いますが、取りあえず高値引けをしましたので、仮の○と
します。(2勝1敗)

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