(昨日終値1万3062円、シカゴ日経平均先物 1万3015円)
欧州の株価は下落をしたものの、米NYダウが小幅ながら上昇し、また
円安に振れたことなどから、寄り付き前は自動車株に買い注文が流入
した一方で、他の円安に反応する電機や精密機械関連は売り買いが
まちまちで、寄与度の高い銘柄には売りがやや上回ったものでした。
外国証券の注文状況は売りが1930万株に対して買いが1340万株と、
これまで売り越しとなるのは単発であったのが、二日連続となりました。
寄り付きは前述の要因及び、参議院選挙の結果の大きな指針となる都議会
選挙(一般的に都議会選挙の結果が国政選挙の結果と一致すると言われて
いる)の結果を好感し、金曜日比187円高の1万3417円となり、久しぶりの
1万3400円台の回復となりました。
ところがこの1万3400円台を付けたのは寄り付きだけ。米国の金融緩和縮小
に向けた動きによる影響が不透明なことや、週末に多くのところで取り上げ
られた、中国の景気減速が意識されか、化学銘柄を除く中国関連銘柄が売られ、
日経平均株価は金曜日の終値を下回るまで下落をしてしまいました。
高値を付けたあと、日経平均が下落をしている中で円高にもなっていましたが、
円高が切り替えして円安方向へ向かいましたが、この円安は日経平均には支え
にはなりましたが、再び上値狙いに方向転換させることは叶いませんでした。
その背景には中国株の大幅な下落と、これにつられたほかの東南アジア諸国の
株式市場の下落が大きく影を落としたものと考えられます。
しばらくは1万3100円をサポートとする動きとなったのですが、大引け前
15分に先物市場にまとまった売りが出るなどしたことから、下げ幅が拡大。
結局は金曜日比167円安の1万3062円が終値となりました。売買高は22億
9346万株、売買代金は1兆8962億円と、ボリュームは非常に低調で、上へ
あげるとしても、市場のエネルギーの低さが露呈した形です。
米金融緩和縮小と中国リスクを嫌気しての下落傾向には歯止めがなかなか
かからず、欧米の株式指数は昨日も大きく下げています。昨日もそうですが、
市場のボリューム=エネルギーは低下しており、なかなか相場の押し上げるには
至りません。本日はNYダウが大幅に下落をしていること、また為替も一㌦=
97円に入っていることなどから、窓を開けての下落となることが予想されます。
日経平均は1万3000円を超えられるのか否かが焦点になると思われます。
<テクニカルの視点>
金曜日の動きで「陽の包み足」が形成され、上値狙いがテクニカル的に期待
されましたが、昨日の動きでは今度は「かぶせ線」が形成されました。
「かぶせ線」は上値が重たいことを意味しますので、まだまだ高値を抜けていく
信任は得られていないことが示されています。プラス要因としてはMACDが
シグナル線とクロスをしたことが挙げられ、これが本日の動きで確実なものと
するか否かがポイントとなります。
上値のメドは75日移動平均線にあたる1万3363円、その手前に5日移動
平均線の1万3112円があります。下値のメドとしてはボリンジャーバンドの
-1σ1万2791円となります。
<本日の易経>
みずのえいぬ = 押し目買い

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