NYダウ -116.57 NASDAQ -36.82 英 -40.63 仏 -16.86
独 -79.19 伊 -262.57 スペイン +34.50
来週のFOMCを控え金融緩和縮小の不安感が市場を覆うなか、昨日は
ギリシャ政府による公営放送局の閉鎖決定によって不安感が増し、リスク・
オフの姿勢が強まり各国の株価を押し下げました。
~欧州~
ギリシャの公営放送局の閉鎖決定については、財政再建策の一環として財政
改革の完了まで閉鎖されるそうで、年間約128億円相当の削減を目指す
とのこと。この公営放送局ですが、他の民間の放送局と比べて3~6倍
の人員を抱え、また運営コストは他のギリシャの放送局の3~7倍というの
ですから、普通の感覚であれば閉鎖は当然と言えば当然の話しです。
一時の混乱から落ち着いてきているので、どうしても昔のような「一丸と
なって」との雰囲気は出にくくなり、当然の削減ももめごとの種になるのかと
思われます。
EU関係筋によると「ギリシャに対する新たな債務減免の可能性は存在しないが、
その他の方法で追加支援を検討することはあり得る」らしいのですが、正直追加
支援の方策がぱっと思いつきません。昨日市場が不安になっても仕方なかったと
思われます。
またタイミングが悪いことに(?)ドイツ憲法裁判所がOMT (Outright
Monetary Transactions)が違憲か否かの審議と重なってしまいました。
もう一度OMTとは何かというと、南欧諸国の国債を直性津買い入れる
プログラムのことで、まだ一度も発動されていないとはいえ、南欧諸国の
債務問題の歯止めになっていたことは事実。違憲か否かの判決はすぐには
出ないということですが、いい話ではないことは確かです。
変な形でのギリシャ復活の日となりました。
~米国~
前日の下落から自律反発をしたNYダウですが、ファンダメンタルズでのサポート
材料がないなか、長期金利の高止まりを嫌気してダウは下落。来週開催される
FOMC後に、債券買い入れ規模の縮小に言及するとの観測はまだまだ続いており、
投資家には不安が広がっています。
債券運用会社としては世界最大のピムコ社の幹部社員は60%以上の確率で、
向こう3~5年世界的な景気後退になると指摘しています。ほんの先日までは
明るい見通しであった世界経済も、株式市場の下落が続いており、特に新興国
での下落が目立ちますね。
来週のFOMCの結果を兎に角待たなければなりませんが、さてFRBが
縮小に言及するかどうか?これまで色々なアドバルーンを地方連銀総裁から
あげられたわけですが、そのたびに市場はネガティブな方向で反応しています。
この反応をみてどう思ったでしょうか?妄想はしたくありませんが、私は仮に
縮小に言及をしても、条件次第では迅速な資産購入を強調するのではないか
と考えています。

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