NYダウ -216.95 NASDAQ -43.78 英 -139.27 仏 -73.39
独 -99.78 伊 -164.31 スペイン -72.30
アジア諸国のバッド・パフォーマンスの流れをそのままに、悪いニュースも
良いニュースとは解釈されず、欧米諸国の株式指数は大幅下落しました。
~欧州~
日本を筆頭に大幅下落をした株式市場の流れを受けて、一部の国を除き開始早々
から下落。「悪い経済指標は金融緩和を促し株価の上昇に貢献する」とのこれまで
の動きの仕組みとは180度違う、悪いニュースは悪いニュースと捉えられた
ようです。
昨日発表されたユーロ圏の第一四半期のGDPの改定値と5月の総合PMI改定値は
速報値と変わらずでしたが、4月の小売売上高は-0.5%と前月の-0.1%から悪化。
またPMIの中のサービス部門PMI指数は速報値の47.5から47.2へ下方修正され
ました。普段ですと本日に控えるECBの金融政策理事会での更なる金融緩和期待が
台頭してきますが、市場の予想は据え置きを予想しており、ユーロ圏経済の先行き
の不透明さが意識されます。第二四半期のGDPがマイナス成長となりリセッション
入り(2期連続でGDPがマイナス成長をするとリセッションとみなされる)して
いるユーロ圏経済の現状を素直に受け入れた動きと言えます。本日大きく値を戻す
にはECBのサプライズ的な金利の引き下げが必要です。
~米国~
大幅値下がりしたアジア・欧州の流れをそのままに、開始から相場は雨模様。
昨日発表された経済指標は斑模様でしたが、明日の大変重要となる雇用統計を控える
中、金融緩和の行方に敏感となっており、こちらも悪いニュースを良いニュースと
解釈されなかったと考えられます。
朝方発表の週間MBA住宅ローン申請指数が、最近の金利上昇の影響を受けて4週
連続で減少し、ADPが発表した5月の全米雇用報告が予想の16,5万人を大きく
下回る14.5万人と発表されましたことを嫌気して下落。通常であればこの雇用統計
の発表は金融緩和の継続を大きく示唆するものですが、金融緩和の力が弱体化して
いるのか、市場はファンダメンタルズを重視するように、悪い指標をそのまま
受け入れた形です。 また発表された5月のISM非製造業業況指数は予想を
上回りホッとさせましたが、雇用指数は10か月振りに落ち込む内容ですぐに
失望させています。
FRBの政策の指針となる米地区連銀報告が発表され、12地区中11地区で
「緩慢ないしまずまずのペースで拡大している」とされました。なかでも
ダラス地区の景気回復は顕著であったらしく、最近のダラス連銀のフィッシャー
総裁が金融緩和縮小へ前のめりの発言をしているのも、総裁の肌感覚としては
仕方ないことかもしれません。
本日は明日の雇用統計の発表を控えなかなか動き辛いところです。

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