FOMCはハト派一辺倒ではなかったが、株価を下支えする内容 | 相場伯爵のブログ

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昨日の世界の株式市場

NYダウ -138.85 NASDAQ -29.66 英 +21.17 仏 休場
独 休場 伊 休場 スペイン 休場

~欧州~
英国を除く国々はメーデーの為に休場。
英国では4月製造業購買部協会景気指数は節目の50を割り込んだ
ものの、先月の指数及び市場予想を上回ったことはプラス要因でした。
取引時間中に米国の弱い経済データが発表されたものの、ECBの金利
引き下げ期待があり、また引け後にFOMC声明が発表されることから、
米国の弱いデータよりも期待感が強く、こちらが英国の株価を持ち上げた
要因となりました。

~米国~

一昨日に史上最高値にあと$25と迫る勢いを見せていたNYダウは、
発表された冴えない経済指標を背景に株価の頭を重たくしました。
また取引時間中に発表されたFOMC声明は、資産買い取りに関して
ハト派一辺倒というわけでもなかったことから、株価を上昇させたのは
一時的で、その後は利益確定の動きが活発になり大幅下落をして終了
をしています。

昨日発表されたADP雇用統計は11.9万人増と予想の15万人に届かず、
また3月の数値も15.8万人から13.1万人増へと大きく下方修正をされ
ました。
ADP雇用統計と今週金曜日に政府から発表される雇用統計との相関性が
高くなっていることを考えると、金曜日の雇用統計の下振れが危惧されます。
現在のところ非農業部門雇用者数は+14.5万人が予想されていますが、
前月同様に10万人を割り込んでしまうことが危惧されます。

昨日はもう一つの重要指標である4月ISM製造業景況指数が発表され、
前月の51.3から低下した50.7と発表されました。内容を見ると、
全体としては良い印象であるのですが、雇用及び価格が前回よりも
4ポイント下落をしているところが気になるポイントです。
ここでも雇用指数が下落をしている上に、価格指数がここ7か月で
最低になっているなど、今後の経済見通しを暗くさせるものです。

注目のFOMC声明ですが、月額850億ドルの資産購入を継続する
方針を示し、これまで通り借入コストを引き下げ、景気浮揚を図る
ことになりました。ただし、景気の動向に応じて買い入れを拡大
もしくは縮小する用意があるとも言明しました。最近の弱い経済指標
にも関わらずこの買い入れを縮小する用意があるとしたところが、
ハト派一辺倒でなかった点となります。
その一方で資産買い入れを拡大する可能性も示しており、昨日の
株価を押し上げることは出来ませんでしたが、拡大と縮小を同時に
表していることから、今回の声明は±0なのかもしれません。
今後は「資産買い取り拡大」を悪い経済指標が発表されるたび
に意識することになり、米国株価の下支えになると思われます。



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