金曜日の世界の株式市場
NYダウ +90.54 NASDAQ +22.40 英 +4.21 仏 -4.56
独 -21.16 伊 +109.52 -21.70
ドイツの経済指標が市場予測を下回りましたが、キプロス問題が
解決するのではないかとの憶測もあり、欧州株式市場はイタリアを
除き小幅反落に留まりました。米国では好調な企業業績が発表された
ことや、キプロス問題への楽観的な見方で、前日の下落を打ち消す
ような上昇をみて終了しています。
~欧州~
発表された3月の独Ifo景況観指数、景気期待指数、現況指数全てが
マーケット予想を下回る数字が発表されました。Ifoはドイツの1万社を
対象にした調査をしたもので、このことは、独に於いて再び企業心理が
悪化をしていることが示されました。2月の数字が良すぎた反動だと
見る向きもありますが、木曜日のPMIの指標をみるとそうでも
なさそうだと思っています。
さて、お騒がせのキプロス問題。金曜日の早い時間にロシアとの交渉は
不調に終わったとの報道がありました。ロシアの投資家はキプロスの
財務大臣の提案に全く興味を示さなかったと言われています。
ロシアに対しては天然ガスの開発案が提示されたようですが、キプロスが一方でEU,ECBそしてIMFと話し合いをしていることから、様子見を
決め込んだとの話しがあります。
これで、キプロスの運命はEU,ECBそしてIMFのトロイカが握ることに
なりました。キプロス与党党首が「今夜(金曜日)解決策が見つかる
可能性があると確信」と発言したことから、ドイツの悪化した経済指標
および、キプロスのロシアとの交渉不成立の悪いニュースが打ち消されてクローズしました。
キプロスの救済については24日にユーロ圏の財務相が集まり話し合いを
するとのことですから、すべてこの結果待ちになります。
トロイカがキプロスの負担額を58億ユーロから67億ユーロに引き上げた
との報道もあり、救済されるか否かは予断を許しません。
キプロスが救済されないとなると、ユーロ圏からの離脱だけでなく、
EUからの離脱まで進んでしまう可能性があります。
キプロスには匕首を首に突き付けた一方で、ポルトガルに対しては、
緊縮財政要求を緩める可能性をユーロ圏首脳が示唆。キプロスは
もうどうでも良いということでしょうか・・・
~米国~
手がかりとなる経済指標の発表はありませんでしたが、
週末にキプロス問題が解決するとの観測と、高級宝飾品小売りの
ティファニーとスポーツ用品のナイキの決算が予想を上回り、
ダウ・ナスダックスともに上昇。
木曜日の下げと、昨日の上げでまさに「行って来い」
の動きでした。
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