昨日の世界の株式市場
NYダウ ‐3.76 NASDAQ -8.50 英 -16.60 仏 -49.72
独 -62.91 伊 -253.57 西 -186.80
キプロス議会は預金課税を結局は否決。欧州株は採決結果前でしたが、
否決されるとの憶測から下落。米国は結果を受けましたが下落をせず、
NYダウはほとんど変わらずで終了しています。
~欧州~
取引時間中はキプロスでの投票の結果は出ていませんでしたが、
アナスタシアディス大統領が、議会は法案を否決する見通しと
発言したことから、それまでの楽観(ギリシャ同様に最後は要求を
飲む)から悲観に心理が変わり、銀行株を中心に下落。
また、中国が本年の経済成長目標を昨年並みとしたものの、
景気刺激策は何ら示さずにいることもあり、景気に敏感な
銘柄が売られました。
今回の議会の否決によって、取りあえず預金課税はかけられ
ませんが、将来的な流出は避けられないと考えられます。
イタリア・スペインは銀行の資金力に問題を抱えており、
これらの国から他国への資金流出も考えられ、欧州は再び重苦しい
雰囲気に逆戻りです。
小規模故にECBも助けようと思ったら簡単にできてしまうので
しょうが、無条件なんてありえません。その条件が今回の58億ユーロ
の用意だったのですが、それは今となっては叶いません。
さてどうやって救済するのか。ちょっと今は想像できません。
~米国~
昨日発表された2月の住宅着工及び建設許可件数は、それぞれ市場予想
を上回り、また1月の着工件数も上方修正されたことで、個人消費の
象徴である住宅市場が勢いを増していることが示されたことを好感し上昇。
キプロス議会の投票行動には大きな影響を受けませんでした。
それよりむしろ本日発表されるFOMCの結果発表の後のバーナンキ議長
の記者会見が、気になるところ。先日のグリーンスパーン前FRB議長の
発言にもあるように、現在の株高は実体のある経済活動の拡大を背景に
上昇をしているのは確かです。またそれに対する安心感は確かにあります。
しかし、この経済拡大も自立的な回復ではなく、ドーピング注射を
しての回復なのは否めません。
記者会見で金融緩和の縮小などについて、示唆などしないとおもいますが、
どのような表現を使うのか、「まだまだ満足していない」のか「想定した
速度に近づいているのか」ちょっと見物です。
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