日経平均株価予想レンジ(1万2200~1万2350円)
(昨日終値1万2239円、シカゴ日経平均先物1万2255円)
NYダウは高値を更新したものの小幅高に留まり、また為替も96円台とは
いえ一昨日のクローズ比では円高となっていたため、主力輸出株には売りが、金融緩和政策で期待される金融株や不動産株には買いが入るという斑模様の中の開始前となりましたが、どちらかと言えば売り優勢の雰囲気でした。
外国証券のオープニング前の注文状況は、売りが1850万株に対し、
買いは3500万株と一昨日と同様に買いが売りに対しておおよそ2倍の買い越し。
開始後も売り優勢は変わらず、他のアジア諸国の株式市場が軟調であったことなどから、調整色の強い展開が継続しました。
朝10時過ぎに1万2300円を超えて昨日の最高値の1万2339円が取引されましたが、その後1万2300円をサポートすることができずに下落。この1万2300円を割り込んでしまったことで、昨日は調整雰囲気を濃くしたと思われます。
その後下値を探る展開となりましたが、押し目買いの買いは続き、また海外勢が主力株を中心に買っている等の話もあり、下落幅が限定的な動きとなりました。
結局は前日比75円安の12552円で終了。安値も12234円でほぼ安値引けと
なりました。昨日の想定レンジの1万2150円に届かなかったのは、市場の
押し目買いの強さが予想外に強かったことが原因だと思っています。
昨日の売買代金は2兆2132億円、また売買高は29億9700万株で、最近の
出来高と比較すると、少なかった印象です。下げ相場の際は出来高が縮小する典型でした。
昨日の動きで注目したいのはTPP関連。安倍首相が15日にもTPP交渉参加を表明すると報道され、この関連で農業部門関連の株式が買われています。ポイントは今回のTPP関連でも顔をだし、他の注目分野でも顔を出している銘柄があります。この辺はチェックをしておきたいところです。
さて、本日ですが、為替が昨日クローズ時点よりも円安となっている
ことや、NYダウが7営業日連続で高値を更新していることなどは、
ポジティブな要素です。しかし、ここのところのダウの上昇幅は限定的で、昨日の欧州株式市場は冴えませんでしたから、昨日同様レンジでの動きとなるのではと考えています。
<テクニカル>
昨日で2日連続の下落となりましたが、当然のことながらまだトレンドは
引き続き上昇中です。
移動平均線が上昇するなか、昨日のクローズは5日移動平均線に急接近
しています。1日や2日5日移動平均線を割り込んでも心配はないのですが、それ以上はトレンド変更を注意しなければなりません。
ボリンジャーバンドが拡大したこともあり、日経平均は+2σの中に
帰ってきました。25日移動平均線との乖離率がまだ5%を超えていますが、
+2σの内側に入ってきたことから、過熱感は薄らいでいるのはポジティブ要素となります。
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