昨日の世界の株式市場
NYダウ +27.57 NASDAQ -6.72 英 +9.45 仏 -10.90
独 ‐53.61 伊 +76.24 西 -31.10
強弱入り混じるニュースの中、株式市場も、斑模様で終了となっています。
~欧州~
昨日独連邦統計庁が発表した2012年のGDPの伸び率は市場予想の
前年比+0.8%をやや下回る+0.7%と発表され、こちらはネガティブな
要素。
一方では、11月のユーロ圏貿易収支は137億ユーロの黒字と100億ユーロ
の予想を上回るなどこちらはプラスの要素と、経済指標はまさに強弱入り混じるもので、マーケットをどちらか一方に動かす動機付けのエネルギーにはなりませんでした。
ただ、この11月の貿易収支ですが、11月はユーロ安が進んだ時ですから、これでユーロ圏経済の早期回復に道筋がついたとまでは行かないと思いますし、冷静に考えれば、どちらかと言えばマイナス要因だと個人としては思ったのですけど。それはユーロ・ドルがそうやすやすとユーロ安にはならないと思っているからです。
そのユーロ・ドル相場ですが、12月から急激にユーロ高に振れています。ユンケルユーログループ議長が最近のユーロ高について、
「ユーロ相場は恐ろしいほど高い」
と発言をして、昨日はユーロが売られています。しかし、現状は
これ以上の金融緩和に消極的なECBと緩和継続のアメリカと
より一層の緩和推進の日本。
また、昨日のスペインの短期の国債入札も順調に消化するなど、ユーロ安になる可能性は少ないのが現時点での事実。
ユーロ圏が抱える問題の深さやユーロ高の経済に対する影響を考えると、長い目(ロング・ターム)ではユーロ高の是正が入ってもおかしくないと思いますが、直近でユーロ高是正は無理だと考えています。
~米国~
1月のNY連銀製造業業況指数が予想のー1を大幅に下回る‐7.8もので、
内容も新規受注が‐3.4から‐7.2からマイナス幅を拡大。また出荷も
11月の11.9から‐3.1とマイナスとなっています。
前月に関しては「財政の崖」の心理的要素が加わったことで、大目に
みたのですが、1月に入っても改善しないのは気がかりです。
せめてもの救いはこれがNY連銀地区と狭い地区であったことでしょうか。
昨日は12月の小売売上高も発表され、前月比+0.5%と上振れ、自動車を
除いた売上高も+0.3%とこちらも上振れしています。
小売売上の堅調さを受けて昨日は、一般消費財、生活必需品、
エネルギー、資本財関連が上昇です。
債務上限問題が解決しなければ、アメリカ国債のレーティングを
最上級から格下げすると格付け会社のフィッチが昨日発表
しましたが、すでに他の格付け会社が格下げをしているので、
今更格下げをしたからと言って、そのインパクトは限定的ですから
これは無視してもいいかと思います。
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