昨日の世界の株式市場
NYダウ +259.34 NASDAQ +82.55 英 +129.56 仏 +92.86 独 +166.39
伊 +620.01 西 +280.10
米下院議会でも上院案を賛成多数で可決されたため、
米国の財政の崖が回避されました。このことで世界的に株式市場は大幅反発。
~欧州~
ひとまず米国の財政の崖が回避されたことで、朝から株式市場は大幅高。
ロンドン株式市場は何と1年5か月ぶりに6000ポイントの大台を回復。
また他の市場でも南欧諸国を除き1年5か月ぶりの高値を回復しています。
安心感からしばらくはご祝儀相場的な高値での推移が
続くのかもしれませんが、この上昇が欧州経済自体の好転ではなく、
外部要因であり、まだ根っこのところの解決には
至っていないのを誰もが知っています。
例えばフランス・スペインの12月の新車販売台数で
フランスが前年比15%減、スペインが23%減となっており、
通年でもそれぞれが1997年、1989年以降で最低となっています
(ロイター通信)。
また昨日発表のユーロ圏製造業購買部担当者景気指数改定値でさえ
速報の46.3から46.1に下方修正されているなどからも
ことがわかります。
またテクニカル的にも買われ過ぎのレベルとなっていますから、
まだまだこの上昇でイケイケとなるとは思えません。
~米国~
財政の崖を回避する法案を上院に続き下院も賛成多数で可決をした
ことから、これを好感し株式市場は大幅高となっています。
S&P500種などはおおよそ1年ぶりの大幅高となっています。
財政の崖の回避それ自体は全くの予想通りです。回避合意が
なされないギリギリのところでも株式価格が大暴落をしなかった
ことからも、見て取れます。
しかし、この不透明感が現実に払拭されたことが昨日の株価の大幅高
につながったとのは明白です。
欧州とは違い、米国の経済は着実に回復をしていることは、
これまでの経済指標の改善で誰もが認めるところです。
昨日発表された12月のISM製造業景気指数は50.7で、前月の
49.5から上昇。予想の50.1をも超えるものでした。
本来ならば万々歳なのでしょうが、今回の回避の法案は完全な
ものでなく、以下の2点を先送りしています。
1)歳出の強制削減
2)連邦債務上限の引き上げ
特に債務上限の引き上げは早めに解決しなければならない問題で、
これを解決しなければ借金を払うための起債ができずに
最悪は債務不履行に陥ることになります。IMFからは
「米国には財政問題でやるべきことがまだ多く残っている」
とコメントがでています。
当然のことながらまだ安心はできません。
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