Sなギリシャとスペイン | 相場伯爵のブログ

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昨日の世界の株式市場

NYダウ -110.12 NASDAQ -47.33 -31.49 -23.75 -56.68 -57.35 西 -145.60



世界主要国の株価は引き続き弱含みとなっており雰囲気は非常に悪い。


この世界的下落を誘発したのは現在東京で行われている国際通貨基金(IMF)の年次総会で、

世界経済見通しを今年の7月発表の見通しよりもさらに下方修正し、2012年を3.3%また2013年を3.6%としたことによります。

7月の時点での見通しは2012年がプラスの3.5%また2013年が3.9%でた。

今回で世界経済の見通しを下げたのは2回目となります。



下方修正の根拠となっているのは、欧州危機問題が解決されずにむしろさらに世界経済に波及していることが考えられています。

このことは中国貿易統計による8月の対EU輸出が、前年同月比12.7%減と発表されていることなどからも波及をしていることが窺えます。



さて、原因となっている欧州ですが、まず昨日独メルケル首相がギリシャを訪れギリシャサマラス首相と会談しています。

メルケル首相は「最近の改革ペースは著しく加速した」とか「ギリシャがユーロ圏にとどまることを望む」など発言をし、サマラス首相も「ギリシャはユーロに留まる」と発言をしています。

しかし、焦点になっている135億ユーロの赤字削減期限の延長や、次回融資については何ら進展せずでした。期待されるような成果なしです。



また一方のスペインも同様です。IMFはスペインの13年の成長予想をマイナス1.3%と7月での予想よりも引き下げました。スペイン政府の予想が0.5%のマイナスですから、政府見通しとかなり差があります。これに対してスペインの経済相は「IMFによる見通しが低いことを受け入れている」としながらも、「政府の見通しを楽観的とは思っていない」ともしており、スペインにとってIMFの見通しは「まぁそういう見方もあるかもね」との感触でしょうか。

まぁ消費税率10%ではまだ足らないと提言されている日本人としてはよくわかる気がしますがね。

ルクセンブルグで開かれていたEUの会合でスペインの赤字削減を目指した13年緊縮予算が容認され、追加措置を求められなかったことに気をよくしているのかもしれません。


マーケットからは早い時期での救済支援を求められているわけですが、「介入計画の発表だけで、資本市場に望ましい影響があった」との発言から、認識のずれが明確になっていると思われ、個人的に困惑してしまいます。兎にも角にも地方選挙が終わるのを待たねばというところでしょうか。



日経平均予想レンジ86508800

IMFも世界経済の見通しを下方修正してことで、日本株も下落をしています。弱い株式市場の一方で円高傾向に押し返されていることも、下値に引っ張っていると考えています。

一部では中国系のファンドの売りが観測されたとの話もあります。

引き続き海外の株式市場が低迷していることなどから、96日の9646円が意識される展開とならざるを得ないと考えています。



さて、いつ日本株の低迷を考えるときここには二つの要素があると考えています。まずは長引く円高そして中国要因です。

円高については輸出産業の日本のGDPに占める割合(12%)が少ないことから、過大評価をしすぎではないかとの話が聞かれます。しかし現実問題として円安に振れると株価が高くなるのは間違いない現象ですからこちらは無視できません。

しかし、こちらは日本独自でどうすることもできないことですし、現在リスク・オフの投資先として円が買われています。このリスク・オフをまき散らすぐらいの円安要因はなかなか出にくいのが現況だと思っています。世界銀行及びIMFで見通しの下方修正がされましたので、まだ円高は続きそうです。


もう一つの中国要因。中国の自動車販売台数が発表され、日本車が大きく落ち込んでいます。この原因となったのは尖閣諸島の国有化であるのは間違いありません。色々と水面下では話し合いがあるのでしょうが、現政府がリカバリーショットを打つのは難しいのではと思います。政権が変わりもう一度仕切り直しするがいいのではと思ったりします。



本日のイベント及び経済指標

日本時間1500 日本9月工作機械受注・速報値(前年比)

日本時間1600 欧州議会委員会、銀行同盟に関する提案についての審議

日本時間2000 米MBA住宅ローン申請指数

日本時間2300 米8月卸売在庫

日本時間2700 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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