金曜日の世界の株価動向
NYダウ +34.79 NASDAQ -13.27 英 +43.24 仏 +55.84 独 +92.66 伊 +365.00 西 +141.60
予想外の雇用統計を受けてヨーロッパ株式市場は上昇。
米国市場も歓迎する動きで上昇するも、来週から始まる企業の決算発表を控えていることなどからか伸び悩み、利益確定の動きで上昇幅を縮めて終了しています。
先週木曜日にスペインラホイ首相が支援要請に対し否定的な発言をしたのですが、ヨーロッパ株式市場はこの発言に影響を受けず前日終値近辺から開始。
雇用統計が発表され予想外の数値を好感し、リスクオンとなり株式価格は上昇。自動車株・銀行株・資源株が上昇したのは、リスクオンであったことを如実に表していますね。
週末調整の売りがクローズ近くで入りましたが、総じてgood closeと言えるでしょう。
さて注目の9月の米雇用統計。
発表された雇用統計は予想外のものでした。
特に失業率に関しては予想の8.2%にたいして7.8%と2009年1月依頼の水準まで大きく改善しています。
また非農業部門雇用者数は予想の11万3千人に対して11万4千の増加です。
非農業部門雇用者数に関しては予想と大きく変わってはいませんが、
7月と8月がそれぞれ大幅に上方修正されています。
今回の結果は正直に言って「ミックス」です。良い点もあれば悪い点もあります。
まず悪い点を挙げれば
1) 民間部門雇用者数。予想では13万人増でしたが、実際は10.4万人にとどまっています。
2)製造業雇用などは8月が速報値よりも下方修正され、今月も8月に続き2か月連続での雇用減となっています。
3)今回7月と8月の非農業部門雇用者数が上方修正されたのは政府部門での雇用者が、7月が2.1万人減から1.8万人増に、8月が7千人減から4.5万人増に変更になったことが大きく、民間部門がまだまだとの印象があります。
4) パートタイム就業者の数が上昇している=フルタイムの仕事を見つけられなかった人が増加している。
良かった点としては
1)就業者が増加
2)失業者が減少。特に長期失業者[27週以上]が着実に減少している
3)政府部門での雇用が増加したことは政府部門において解雇のトレンドが終了したと考えられる。
先日のISM製造業景気指数が5月以来の50超であったことを考えると、着実に回復していることがわかります。
スペイン・ギリシャから新たなニュースはありません。ラホイ首相は「救済に関しての決定はない」と相変わらずの発言ですし、オランド仏大統領は「スペイン救済を10月サミットまでに明らかにすべき」としていますが、「支援要請はスペインが決める」とも言っていますから、今のところなすすべなしです。
本日のイベントと経済指標
l 欧州安定メカニズム(ESM)初会合
l ユーロ圏財務相会合
l ECB/FRB合同カンファレンス
l ギリシャに関するレポートがトロイカから発表
日本時間19:00 8月ドイツ鉱工業生産
