金曜日の世界の株式
NYダウ -48.84 NASDAQ -20.37 英 -37.35 仏 -84.50 独 -73.87 伊 -354.30 西 --133.80
相次いだ世界的協調(?)金融緩和にも関わらず、そのインパクトは現在薄まっており、また景気後退懸念が台頭しおり、冴えない値動きが続いています。
スペインの銀行のストレステストの結果が発表になりました。
こちらは銀行救済のための最大1000億ユーロの資金支援で欧州連合(EU)と合意していて、今回のストレステストは支援要請額を算出するためのベースとなるものです。
EUは今回のストレステストを実施するに当たり、支援の条件として外部による評価が求めていましたので、今回のストレステストはECBの欧州委員会の代表がいる委員会による監督のもと、米国のコンサルト会社が担当しています。
このストレステストは2014年までにGDPが6.5%減少する仮定し、スペインの銀行が損失を補えるのかが分析されています。
スペイン政府は今年6月に620億ユーロの資金不足になると予測。市場では「いやいや1500億ユーロだろ」という観測も流れていましたが、事前では600~1000億ユーロの声が多かったように思えます。
実際に発表された金額は最大で593億ユーロ、国内銀行の統合が完了すれば537億5000万ユーロとしておりほぼ予想通りかそれを下回る金額でした。
一部の銀行は支援を要請しなくとも資本不足を補えることから、ラトーレ経済副大臣は支援要請額が400億ユーロ程度にとどまる可能性を示唆しています。
欧州各国の株価が下落していますがこのストレステストが株式取引終了後に発表されたからです。欧州時間はストレステストの結果を悲観視されたのと、週末を含めスペインの国債の格付けが下げられるのではないかとの憶測もありましたが、今のところ格付けを下げたとのニュースは流れていませんので、今週の出だしは落ち着くのではないかと思います。
あとはいつスペインが救済請求をするのかが注目点となります。これまでのように渋るようでしたら、もちろん下押し要因になります。
さて、米国。米国取引時間帯にスペインのストレステストの結果が発表されたわけですが米国市場に好材料としてインパクトを残すことはかないませんでした。
米株式市場を下へ引っ張ったのはこの日発表された芳しくない経済指標です。
9月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)とミシガン大学消費者信頼感指数確報値が市場予想を下回ったことで失望売りを誘った形となりました。特にシカゴPMIは49.7(予52.8)と3年ぶりに50を下回ったのは下方へのインパクトがあったとのではないでしょうか。
日経平均予想レンジ 8850~8950 (金曜終値8870.16)
9000円を目指して9000円をホールドしてくれればと思ったのですが、ついぞそのような状態にはなりませんでした。200日、75日、25日の移動平均線などのチャートポイントを全て割り込んでしまい、相場の地合いは良くないと言わざるを得ません。株式評価損を発表する企業も出てきています。下値としては直近の安値の8646円、そしてその近辺に7月下旬以来中期トレンドのサポートラインがありますから、ここをブレークするのか否かになると思っています。ドル円が78円近辺に戻っていることは支援材料といえます。
本日発表の経済指標
本日発表される経済指標は多いですね。
日本
日銀短観大企業製造業指数が発表されます。予想は-3(前回-1)となっています。こちらはマイナスでも予想通りであれば株式市場への影響はないと考えています。
中国
製造業購買部担当者指数が発表されます。予想は49.80と前回の49.20からの改善が見込まれています。しかし昨年11月から景気の拡大・縮小の境目となる50を割り込んでいるのはいただけません。
EU
製造業購買部協会景気指数が発表予定。予想は46.0と前回と変わらずとされています。
また失業率も発表されます。予想は11.4%と前回の11.3%から悪化の見通しです。
米国
ISM製造業景況指数が発表され、この数字は本日の中で一番注目されていると思います。
予想は49.7と前回の49.6から小幅改善。予想に関しては50が回復というところもでています。
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