先週金曜日の株価
NYダウ +227.83 NASDAQ +85.56 英+78.09 仏 +144.97 独 +266.73 伊 +883.07 西 +380.50
先週末の株価は上記にあるように全面高となりました。理由は皆さんもご存じの通り期待をされていなかったEUの首脳会議で前進が見られたからなのは皆さんもご存じの通りです。
決まったことを今一度取りまとめると
●スペインの銀行向け融資で各国政府が他の債権者に優先して弁済を受ける権利を放棄した=万が一のことが起こっても債権国が債務を持っていき、民間債券保有者への返済が後回しにされる懸念がなくなった→民間が国債の買い入れをしやすくなった
●ESMが政府を経由せずに銀行への直接資本注入を2013年から可能=銀行と政府とのいわゆる「負の連鎖」を断ち切ることができる→政府への融資であると負債が増えてしまうので国に対する財政不安を引き起こす
●EFSFとESMの柔軟で効率的な運用を明記した=支援要請国の国債を発行市場と流通市場でEFSFとESMが買い入れをすることができる→金利を下落させる
融資額上限の設定はこれから、スペインのことしか言っていない、ギリシャはどうするの? 成長戦略はどうなった?などつっこみどころはありますけど、もともと完璧なものが出てくるはずもなく、取りあえず前進したのはOKです。求めすぎるのは酷です(笑)
この週末にはもう一つ大きな経済指標が発表されました。それは6月中国の製造業購買担当者指数です。5月の50.40から50.2へ低下してしまいました。これはエコノミストの予想中央値よりも良かったのですが昨年11月以来の低水準です。この数字の評価は50を下回ると景況の悪化を示しますが、今回は50.20でしたのでぎりぎりということ頃でしょうか。経済が悪化傾向にあるためサプライズの金融緩和があってもおかしくないと思われます。中国株は拾いどころの見極めに注力です。
EU問題の緊張がほんの少しだけ緩和をしたので、今度は米国経済指標が注目されます。今日は早速6月の米国のISM製造業景況指数が発表されます。ただ今週は独立記念日がありますので明日からの休日明けまではルーズな動きかと思っています。ただ木にはECBの政策金利決定会合があり、金曜日には米6月の雇用統計が発表されます。両日は緊張感がありますので、体力を温存しておきましょうかね。
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