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■7月17日 本日の見出し
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米国株市場の上昇一服、米中摩擦長期化も懸念される。
様子見ムード強まりやすく低調な売買が続く

 

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■本日の日本株見通し
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前日のNY市場では連日最高値を更新していたNYダウの上昇が一服し、
依然として不透明感の強い米中貿易摩擦についての
先行きを懸念するムードも漂いはじめています。

とはいえ、米FRBによる利下げ期待が支えとなっているほか
来年に控えた大統領選での再選のために
トランプ米大統領が株価維持に努めるだろうという
見方もあり、小幅反落に留まっている状態です。

日経平均先物は下落していますが、
ドル円相場が前日比で円安に傾倒し、
落ち着いた値動きを見せていることは好材料でしょう。

国内独自の売買材料に欠ける日本株市場では
先物にサヤ寄せる形で売りが先行した後、
方向感に欠ける展開が想定されるとして
本日の相場を見ていきます。

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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』

16日のNY株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比23ドル53セント安の2万7,335ドル63セントと反落。

トランプ米大統領が米中貿易交渉を巡って
「合意への道のりはまだ長い」と述べたことが
投資家心理の重荷となりました。

米中摩擦長期化による世界経済への悪影響を懸念し、
原油相場も下落しています。

個別では決算説明会で医薬品事業の競争激化に言及し、
業績下振れリスクが意識されたジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が
ダウ平均を押し下げました。

一方で、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が
講演で「貿易情勢と世界景気を巡る不確実性が増している」と主張し、
早期の金融緩和を改めて示唆したことが支えとなり
前日に更新した過去最高値を小幅に上回る場面も。

主力株のほか、半導体関連株の下落が重荷となり、
ナスダック総合株価指数も反落しています。

『為替』

16日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=108円20~30銭と円安に傾倒。

米商務省が発表した6月の小売売上高は前月比0.4%増加し、
市場予想を上回ったことで米国内の個人消費の力強さが意識され
円売り・ドル買いが優勢となりました。

『日経平均先物』

16日のシカゴ日経平均先物9月物は前日比120円安の2万1,475円と反落。

米中貿易協議の先行き不透明感や原油相場の下げを背景に米国株が売られ、
日経平均先物にも売りが波及しています。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:27,335.63ドル (-23.53)

・ナスダック:8,222.797 (-35.388)

・S&P500:3,004.04 (-10.26)

・為替 ドル円:108.23-108.24(+0.17)

『国内』

・日経平均株価:21,535.25円 (-150.65円)

・TOPIX:1,568.74(-7.57)

・日経ジャスダック平均株価:3,439.11 (-10.84円)

・東証マザーズ指数:904.80(+7.50)

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■本日のイベント
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『国内』

20年国債入札
6月訪日外客数(16:00)

『海外』

G7財務大臣・中央銀行総裁会議(~7/18 フランス)
米6月住宅着工件数(21:30)
ベージュブック 

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■本日の注目銘柄
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・【3138】富士山マガジンサービス
上期の経常利益を2.4倍上方修正し前日にストップ高に。

・【4770】図研エルミック
CC-Link IE TSN 対応SDK「Ze-PRO CC-Link IE TSN」をリリースし、
出来高急増、揉み合いを上抜いて株価を維持。

※アナリストの注目銘柄、話題株のご案内で
 売買推奨ではございません。
 

 

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