みなさん、こんにちは!
今日は、「感覚」をキーワードにして書いてみます。
人の感覚は、不思議なものです。
なので、
理屈では説明できないこと…
も多々あります。
では、ビジネスにおいて、
こういった不思議な感覚…
には、
触れない方がいい…
のでしょうか…?
そこで、資料を調べてみると、
興味深い傾向…
が表れていたのです。
その傾向とは、
不思議な感覚の多く…
が、
お客さまを誘導するテクニックとして使われている…
という傾向なんです。
たとえば、こんなケース。
A商品について、
無記名…
で、
「好きか?」「嫌いか?」のアンケートをとる…
と、
結果は「好き」「嫌い」が半々程度…
でした。
では、
面と向かってアンケートをとる…
と、どうなったでしょうか…?
面と向かって、A商品について、
「好きか?」「嫌いか?」のアンケートをとる…
と、多く人が、
「好き」
または、
「嫌いではない」
と答えました。
「嫌い」
と答えた人は、ごく一部だったのです。
そして、もう1つ。
「嫌いではない」
と答えた人に、
「嫌いではないということは、この商品を好意的にとらえていると思ってもいいですか…?」
と質問すると、多くの人が、
「はい」
と答えたのです。
みなさんは、このケースを見て、何を感じたでしょうか…?
ここが重要なんです。
お客さまというのは、
ちょっとした状況の違いだけ…
でも、
違う感覚に陥ってしまい、誘導されやすくなる…
傾向があるのです。
たとえば、上述したように、
無記名か、それとも、面と向かってのアンケートか…
この違いだけでも、
感覚が違ってくる…
のです。
それにより、
本来なら、「嫌い」と言いたい…
ところ、
「嫌いではない」
になり、
そして、最後には、「好意的」と言ってしまう…
なんてことになってしまうのです。
ポイントは、ここなんです。
つまり、
お客さまを誘導したい…
と思うなら、
ストレートに訴求する…
だけでなく、
誘導されやすい感覚になる…
ように、
いつもと違う、状況や環境を演出する工夫をする…
ことも必要だということです。
![160622](https://stat.ameba.jp/user_images/20160621/21/marketing95/d3/14/g/o0300030213678660384.gif?caw=800)
お客さまが誘導されやすい感覚になるよう、工夫を凝らして、状況や環境を演出する…
お客さまが受ける感覚は、どんな状況、どんな環境でも同じというわけではありませんので、みなさんも、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今日の記事に関連して、「マーケティング」「行動経済学」「心理学」「哲学」「社会学」「経済学」「経営学」「マネジメント」などの概要を押さえておくと役に立つと思いますので、ぜひ調べてみてください。
■「みなさんへの質問」
みなさんの会社やお店では、お客さまを誘導するために工夫を凝らしていますか…?
お客さまが誘導されやすい感覚になるように、あらゆる演出をしていますか…?
ほんの少しの感覚の違いであっても、お客さまは誘導されやすくなるので、状況や環境を上手に演出することも必要なのではないでしょうか…?
みなさんの貴重なご意見を、コメントとして残してください。