7月の終わりに渋谷を歩いていた時のこと。
改札を出てすぐのところで
「号外で~す」
と新聞を配る若者があちこちにいます。
なにか事件でもあったのかと思い
その号外を貰って紙面を見ると
秋に開催される大学生のイベントの告知でした。
どうやら新聞社がスポンサーになっているらしく、
このようなプロモーション手段が実現したのでしょう。
このプロモーションのポイントは2つあります。
1.渋谷で配布したこと
告知内容が大学生のイベントなので、
ターゲットである若者の多い渋谷の駅前で配布することで
見て欲しい人に効率よく配布できる。
2.「号外」として新聞を配ったこと
一見そのイベントに興味がなさそうな人でも
号外が配られていると「何かあったのかな」と思って
ついついもらってしまう。
人は「ニュース性」があると気になります。
「○周年記念」とか「世界初!」といった宣伝文をよく見かけますが
これはその典型例です。
チラシ、ダイレクトメール、パンフレットなど
紙を使って告知するとお金もかかります。
しかも何千枚、何万枚と配っても
効果は1%もないということが当たり前なので、
中小企業や個人でビジネスをしている方は製作をためらってしまいがちです。
しかし、この号外のように
「いつ、誰に、どのように」告知するかを工夫することで
効率よく集客することが可能です。
「DMは効果がない」
「チラシを配っても反応がない」
といった悩みを持っている方は
「いつ、誰に、どのように」を
もう一度考えてみるといいでしょう。
【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】
・新しい商品やサービスの告知には
「ニュース性」を持たせると、注目を浴びやすい。
・「いつ、誰に、どのように」告知するかで
集客効果が違ってくる。
