デアゴスティーニのCMは
基本的に創刊号しかありません。
「デアゴスティーニの雑誌って
創刊号以降もちゃんと出てるの?」
と思ってしまう人がいるくらい宣伝してません(笑
しかし、第2号以降は宣伝しなくても売れるような仕掛けがあるのです。
普通のお店に置き換えて考えてみると、
創刊号を買う人は「新規の顧客」
第2号以降を買う人は「リピート客」
ということになります。
新規顧客の中でも一定の割合の人は
何もしなくてもリピート(再購入)します。
一度行ったことがあるお店のほうが、初めて行くお店よりも
価格やサービスの内容を知っている分だけ入りやすいですよね。
さらにデアゴスティーニは毎号に付録がついており、
それを集めることで大きな模型になったりするので
次号も欲しいと思うコンプリート欲求が出てきます。
この欲求は特に男性の方が強く持っています。
旦那さんの趣味のコレクションを奥さんが呆れ顔で見ている
という話をよく聞きます。
実際、デアゴスティーニから発売される雑誌は
男性に受けるような内容のものが圧倒的に多いです。
一度集め始めると、最初ほどの熱がなくなっても
なんとなく買い続けてしまうという経験がある方は多いでしょう。
最初は面白かったけど徐々につまんなくなってきたマンガやドラマも
なんとな~く惰性で毎週見続けている・・・ということ、ありませんか?
デアゴスティーニの場合もなんとなく買い続けてしまうのです。
創刊号から最終号まで90冊近く発売するシリーズもあるのですから
最初のテンションで最終号まで集め続けている人の方が
少ないかもしれませんね(笑
さて、デアゴスティーニの雑誌を
集客という視点から考えていきましたが、
経営的な面でもメリットはあります。
明日は別の角度からデアゴスティーニを見ていきましょう。
【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】
・ついつい惰性で続けてしまう
・せっかく集めたのだから最後までコンプリートさせたい
という欲求がリピートに繋がる
