マクドナルドの新世代デザイン店舗の特徴は

昨日のブログで紹介しました。


では、マクドナルドはなぜこのような店舗をオープンしたのでしょうか。



マクドナルドはこれまで、

「低価格」や「手軽さ」を強みとしていました。


しかし、その反面経営的なリスクもあります。



一時期、ハンバーガーの価格が

130円→平日半額65円→80円→59円→80円

と、コロコロ変わっていったのを覚えている方も多いでしょう。



同じ商品が今までよりも安く購入できるということは

消費者にとってはありがたいことです。


しかし、上のように何度も価格を上げたり下げたりしたことで

マクドナルドの価格設定を消費者がすっかり信用しなくなってしまいました。



そのため、


1.お買い得感の低下


2.企業イメージの低下


3.値下げに伴う客筋の低下


という値下げのリスクを負ってしまったのです。


100円で何時間でも滞在できてしまうため

マクドナルドは中高生の溜まり場になり、

客数も客単価も落ちてしまうという悪循環に陥ってしまいました。



その後、メガマックやクォーターパウンダーといった

低価格路線ではない新商品を次々と投入したり、

24時間営業の店舗を増やすことで新たな客層の開拓を狙ったりと
施策を実施することでこの問題に対応してきた点はさすがです。



そして今回の新世代デザイン店舗。


高単価で価値の高いサービスを提供するという、

マクドナルドとしては新しい強みを生み出す挑戦です。


今後、このような店舗が増えていくかどうかは反響次第ということです。


今までのマクドナルドには正直足が向きませんでしたが、

この新世代デザインの店舗には行ってみたいと思いました。


新しい客層の開拓という

マクドナルドの狙いにハマってしまったわけです(笑


5つのコンセプトのうち、個人的には

クオリテかエクストリームがいい感じですね。



現在、牛丼チェーン店の価格競争の激化が

以前のマクドナルドに似た状況になりつつあります。


吉野家が非常に厳しい戦いを強いられていますが

共倒れにならないよう、価格以外の価値も提供してほしいものです。


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