「山スカ」の市場規模はどのくらいなのでしょうか?
その前に、本当に若い女性の間に登山ブームはあるのでしょうか?
登山の参加者は590万人(2008年)で、
年々増加しているのですがピーク時から見ると少ないそうです。
ここ数年、登山やアウトドアの人口が増えている理由は3点あります。
1.富士山の登山者の増加
2.高尾山の登山者の増加
3.夏フェスの開催数の増加
1の富士登山の人口増加ですが、
2005年に20万人(7/1~8/31まで)でしたが
2008年には1.5倍の30万人を超えるほどになっています。
2の高尾山ですが、これは2007年刊行の「ミシュランガイド」で
高尾山が観光地部門の三ツ星を獲得したことで脚光を浴びました。
そして3の夏フェスは音楽業界の不況もあり、
多くのアーティストが一度に集まるイベント形式が増加し
今や100以上の野外フェスが行われるようになりました。
登山参加者は590万人と書きましたが、
ピクニック・ハイキング・野外フェスといった
「ちょっとしたアウトドア」の参加者は2470万人にも上ります。
アウトドア用品やファッションの市場規模は1500~2000億円といわれ
さまざまな関連商品も発売されています。
商品の差別化をする際は、
ターゲット・ニーズ・市場規模を調べることも重要です。
どんなにいい商品、新しい商品も
買ってくれる人がいなければビジネスになりません。
自社の商品と他社の商品を比較するだけでなく、
市場の動きも理解した上で差別化ポイントを探すと
より一層強みがハッキリ見えてきます。
