差別化やUSPといった言葉はよく見かけますが、
世の中の商品やサービスは本当にすべて差別化されているのでしょうか?
お店で買い物をするときに、
「どちらを選んでいいのかわからない」
「どっちでもいい」
と思うことはありますよね。
緊急性のない商品であればあるほど
どっちを買ってもいいと思うものです。
しかし、商品(サービス)を売っている側からしたら
上の「どちら」から「コチラ(=自社)」を選んでもらいたいものです。
そのためには、競合商品よりも優れたポイントをハッキリと打ち出して
それをお客さんに伝える必要があります。
では、差別化ポイントを見つけるとき、
どのような点から考えればよいのでしょうか?
それは、
顧客のターゲット、ニーズ、市場規模を分析し、
自社と競合の商品、価格、販路、プロモーションを比較することです。
「差別化ポイント」というと、
商品の品質や性能で他社より優れた点だと思うかもしれません。
しかし、同じ商品を売っているお店同士を比較するときは
価格で比べたり、プロモーションの仕方で違いを出すこともできます。
商品の性能や機能は比較要素のひとつでしかありません。
また、どんなに優れた商品(サービス)でも
それを必要としている人がいないのであれば売れませんし、
あまりにも市場規模が小さいとビジネスになりません。
消費者の嗜好や動向を分析・調査することをマーケティングリサーチといいます。
このような分析は大企業しか行わないものだと思うかもしれませんが、
小さなお店や企業になればなるほど、事前のリサーチは重要です。
ターゲットとなるお客さんも性別や年齢、職業や住んでいる地域のほか
年収、行動、趣味など細かく分けていくほど効果的です。
