〝うらない店〟が価値を持つ時代 | なぜ売れた?ヒットの裏に何が? 広告のプロがマーケティング視点で、成功の秘訣を勝手に考察中

なぜ売れた?ヒットの裏に何が? 広告のプロがマーケティング視点で、成功の秘訣を勝手に考察中

売れる商品・サービスには、必ず理由があります。何が消費者の心を掴んだのか?どこがポイントだったのか?
広告(売る側)のプロが、自由気ままに考察します。身近な事例で、マーケティングの面白さを全ての人に!あなたの生活やお仕事に、少しでもお役に立てれば嬉しいです♪

〝うらない店〟が増えてます



「占い店」のことじゃないです😅



いや、「占い店」も

横浜界隈で相当ふえてるそうですが😂



今日はそのテーマじゃなくて

〝売らない店〟ですてへぺろ



 

 


大丸松坂屋さんが始めた



大手百貨店初の試み

ショールーミングスペース



大丸東京店4階で

2021106日にオープン



店名は 明日見世(あすみせ)



色んなブランドに出店を募り



ブランド側はテナント料を払って

一定期間、ブースを借りて出店する



一見すると、アンテナショップや

デパ地下の催事コーナーにも似てます



でも決定的にちがうのは



販売を全くしない〟ことポーン




百貨店が商品を売らずに意味あるの?



そう思いますよね?

私も最初そう思いました滝汗




でも、理由を聞けば納得です




背景にあるのは



〝ショールーミング〟という

   現代の消費者の購買行動



言葉自体は聞いたことなくても

この行動、きっと皆さん経験あります笑い泣き



ショールーミングとは



消費者が実店舗に足を運んで

価格や性能などを確かめたうえで



実際の購入はオンラインで済ませるゲロー


この流れ(購買行動)のこと。




実店舗を〝ショールーム〟代わりにして



そこでは買わないけど

手に取って見たり試着したりして



自分のイメージ通りか?

自分に合うか?など確かめた上で



一旦 お店を出るガーン



購入はお家に帰って

ネットのECサイトから(~_~;)




これ、罪悪感ありつつも

誰しも経験あるでしょうキョロキョロ




だって、値段は大抵の場合



店頭よりECサイトのほうが安いし

ポイントなどの優遇もある口笛




ネットの方が安く買えるのに


お店で高く買わなきゃならない理由は

消費者側には無いですから(^^;;




この購買行動が、百貨店だけでなく

多くのリアル店舗を苦しめてます




そうした背景もあって生まれたのが

この〝売らない店〟




この仕組み、実は

とても理にかなってる照れ




どうせ買われないんだったら


商品を触って試してもらう場に

専念しちゃった方が



お店側はいいに決まってます笑い泣き



そうすればレジも要らないし

人員も最小限で済みますからニヤリ




そして、スタッフの説明を聞いて

気に入ってもらえる人がいたら



商品横のQRコードをご案内して



そこからメーカーのサイトに飛んで

購入してもらえれば問題なし😂




百貨店側にしてみれば



強みである集客力の高い駅前の立地

長年築いてきた信用・ブランド

接客のスキルやノウハウ



こうした従来の強みも、当然 生かせます




他方で、出店する側のブランドは



リアルでの売場・販売機会を持たない


まだ自社のネット通販が主体の

新しいメーカーのブランドが目立ちます




そうした新興ブランドにとって



このような駅前の一等地で

実際に商品を体験してもらえる場は



自前で用意するのが難しい

とても貴重なチャンスグラサン



店頭在庫も持つ必要性がないから

そういう意味でもお手軽なんですてへぺろ



かくして、双方にとって

win-winのビジネスチャンスとなる




このスタイル



丸井や西銀座デパートはじめ

多くの老舗小売に拡がり始めてます




消費者側だって

お店で買う前提がなければ



余計な気を遣わず、思う存分

商品を手に取って試せますからおねがい




まさに三方良しのビジネスモデル

まだまだ拡大しそうですねウインク




最後までお読みいただき

ありがとうございました🤗



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