都知事選と参院選とのはざま。 | 渋谷で働くマーケターたちのアメブロ

都知事選と参院選とのはざま。

Web動画の扱われ方は、ちょうどいま、過渡期にあるのではないだろうか。



改めてそう感じられたのは、
今日(日付変わって昨日)以下のような記事を目にしたために他なりません。



「ニコニコ動画に、民主党代表の小沢一郎氏が登場!」(MarkeZine)
http://markezine.jp/a/article/aid/1422.aspx



ご存知の方も多いでしょうが、
「ニコニコ動画(RC)」 はここ数ヶ月で急成長を見せた動画サイトで、
共有サイトにアップロードされた動画に対して、
「ツッコミ」のコメントを字幕で挿入できるサービス。



動画に寄せられたコメントは累積され、「ツッコミ」の応酬が行なわれるため、
このサイトのユーザーは来訪やリロードを繰り返すと考えられ、
NetRatingsによる5月の月間データによると、
ユーザーの一人当たりの視聴時間は、YouTubeの実に2倍にのぼっています。



その「旬な」サイトに大物政治家の動画がアップロードされた、ということで
早速チェックしてみました。



【特設】年金問題について / 民主党代表 小沢一郎
http://www.nicovideo.jp/watch/sm584312



「ニコニコ動画 開発者ブログ」 によれば、
「ニコニコ普及委員会の自主的な判断で、
 今回に限り、24時間のコメント投稿の監視をおこないます。
 荒らしや落書きなどはアカウント停止あるいは削除の対象とします」とのことで、
現時点ではまだ小沢氏の動画にコメントは表示されていません。
(※すでに動画は数多く複製されており、そちらには多くのコメントがついています。)



このように、ある程度コメントが運営者サイドで管理されているとはいえ、
どのようなコメントが寄せられるかわからないこの「ニコニコ動画」に、
大物政治家の動画がオフィシャルにアップロードされたことは非常に興味深いことです。



しかし、こうした動画投稿/共有型のサイトに政治家の姿が現れたことといえば
思い出されることがないでしょうか。



4月の東京都知事選の際に、
ある候補者の政見放送の映像がYouTubeなどの動画共有サイトにアップロードされ、
その過激なパフォーマンスから多くの視聴数と話題を集めたのは記憶に新しいかと
思います。



政見放送というものは公職選挙法の定めるところによって、
決められた回数がオンエアされるとのことで、
動画共有サイトにアップロードされた特定候補の政見のみが繰り返し見られるのは
公平ではないという観点から、都選挙管理委員会は各サイトに当該動画の削除を
要請したと報じられています。



その時、個人的な感想として、
「公平を期するのであれば、全候補の政見をアップロードすればよいのでは」
(というのも、政見放送がTVでオンエアされるのは、
 多くのサラリーマンがTVの前にいられない時間なのですから)、と思ったものでしたが、
法律は無論Web上の動画について規定をしてはいないので、
まずは動画を「削除」するというのが最も穏便な処置であったのでしょう。



しかし、それから3ヶ月も経ずして、
野党第一党の代表がWebを介して姿を現したことには驚かざるを得ませんが、
これこそ時流かと思います。



無論、来る参院選の公示日は7月12日ということですから、
今日現在の活動はまだ「選挙活動」と見なされないのでしょうけれど、
実のところはそれと紙一重。



Webでしかリーチできない層の存在と、その大きさに気付きはじめたのは、
いまや企業の皆様方のみならず、政治家の先生方もまた然りということ。



そして、豊かなコミュニケーションには依然動画が有効で、

そこに「Web動画の重要性」があります。



Web動画の地平は(こと日本においては)、まだまだ開拓が始まったばかりです。



<メディアマーケティンググループ 新井 俊悟>




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追記:

上記記事中では、「(※すでに動画は数多く複製されており、そちらには多くのコメントがついています。)」

と書きましたが、それらミラー動画はほぼ「炎上」状態とのこと。


「小沢代表『ニコニコ動画』で集中砲火」(Yahoo! ニュース/産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070709-00000914-san-pol


運用の点で失敗はしているものの、

新たなサービスを受け入れた姿勢については一定の評価ができるのではないかと思います。