AR という言葉は聞いたことがあっても、自分に関係あるとは思っていませんでした。
専用のアプリを入れて、カメラをかざして、という手間のかかるものだと思い込んでいたからです。ところが最近は QR コードを読むだけでブラウザで動くそうで、それならグッズに付けられるのかと調べてみました。分かったことを書きます。

→ アプリ不要のARグッズを作るなら AR Goods Makers
どういうものなのか
カードやステッカーに QR コードが刷ってあって、それをスマートフォンで読み取ります。
するとブラウザが開いて、3D のものが出てきたり、動画や音声が流れたりします。アプリのインストールは要りません。この方式は WebAR と呼ばれているそうです。
配る側からすると、「アプリを入れてください」とお願いしなくていいのは大きいと思いました。
ひとつだけ、注意することがあります
これは読んでいて驚いたのですが、AR を体験するには端末が2台必要だそうです。
AR を起動するスマートフォンと、体験用の画像を表示する別の端末。パソコンとスマートフォン、あるいはスマートフォン2台という組み合わせになります。1台だけでは体験できません。
配る相手が家でひとりで試すことを想定するなら、ここは案内に書いておかないと「動かない」と言われそうです。
推奨されている環境も決まっていて、iOS は18以降の Safari、Android は13以降の Chrome とのことでした。それ以外は動作保証とサポートの対象外だそうです。
何が作れるのか

思っていたより種類がありました。
- ARアクスタ、ARキーホルダー
- ARステッカー、AR缶バッジ、ARうちわ
- ARカード(3種類)
- 壁面AR、等身大パネルAR
面白いと思ったのは、すでに持っているグッズに AR を後付けできることです。QR コードだけを発行してもらって、手元の印刷物に載せる形になります。
値段はどれくらいか

カードは料金表が公開されていました。税込・配送料込みの金額です。
いちばん基本のシンプルARカードで、50枚だと24,750円。1枚あたり495円です。100枚にすると30,910円で、1枚あたりは309円まで下がります。
カードは50枚から頼めます。50枚というのは、イベントで配る特典としては現実的な数だと思いました。
カード以外は「この仕様・数量で作った場合の参考価格例」として載っています。最低価格でも一律価格でもないと注記がありました。たとえばステッカー50枚で27,989円、缶バッジ50個で29,639円、アクリルスタンド10個で34,320円といった具合です。
カードは3種類あるそうです
- シンプルARカード — QR を読めばすぐ AR が始まります
- 認証付きARカード — シリアルコードやログインで、対象の人だけに見せられます
- ボイス付きARカード — 電話の着信のような形で、約1分のボイスメッセージが届きます
ボイス付きというのは想像していませんでした。声の特典を配りたい場合に向いていそうです。
頼み方

商品を選ぶ、見積もりを作る、データを用意する、仕様を確定する、制作して納品、という5段階でした。
助かるなと思ったのは、見積もりの時点では完成データを入稿しなくていいことです。数量やサイズを決めれば金額が出るので、予算の相談を先にできます。
素材が揃っていない場合は企画や素材づくりから相談できるそうですが、その場合は別途の費用と期間がかかることがある、と書かれていました。
納期は、グッズとデザインが決まっている標準的なケースで申し込みから1〜4週間程度とのことです。
気をつけておきたいこと

読んでいて「あとで効きそう」と思ったところを挙げます。
- 配信できるデータは基本3GBまで。超えると1GBごとに2,000円の初回費用がかかります
- 市販の楽曲(JASRAC・NexTone の管理楽曲)を使う場合、商品の税抜販売価格 × 数量 × 1.5% の費用がかかります
- ホログラム加工はシンプルARカードだけで、追加10,000円です
- カードの価格はコート225kg という紙での費用です
音楽を使う予定があるなら、曲を決める前に費用の計算をしておいたほうがよさそうです。
感想
「アプリを入れてもらう」という一番大きな壁がないだけで、ずいぶん現実味が出ると思いました。
一方で、体験に2台必要という条件は配る前に伝えておく必要があります。ここを知らずに配ると、せっかくの仕掛けが伝わらないまま終わってしまいそうです。
価格や仕様は変わることがあるので、実際に頼むときは最新の案内を確認してください。
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