私は、元々読書好きなのですが、自衛隊退職後は、収入が減ったこともあり、余り書籍を買うことがなくなりました。そこで、久しぶりに読書にいそしもうと、隣町の図書館まで車を走らせました。やっぱり、本はいいですねー。たくさんの書籍に囲まれていると、テンション爆上がりです。

 そんな中で、たまたま見つけた書籍が、「認知症がやってきた!~ママリンとおひとりさまの私の12年」でした。その題名通り、著者の酒井章子さんが、母親の認知症発覚をきっかけに、半ば強引に自宅に呼び寄せ、生活を共にした12年間を紹介したものです。2018年の12月に初版が発売されたものですが、単なる認知症ケアの話ではなく、自分の人生を生きていく上での考え方に、新たな目線を与えてくれるものでした。文章の語り口は、決してお堅いものではなく、他所のお家の生活を覗き見るような、むしろ楽しく読める感じなのですが、著者のママリン(母親の愛称です)の行動に対する受け止め方、考察が、正に「目から鱗がぽろぽろと」といった感じでした。詳しい内容は、ネタバレになるので、ここでの紹介は致しませんが、「本当の決断は、状況判断することではなく、状況そのものを引き受けることだ。」という一文には、ちょっぴり感動しましたね(クゥーッ!!)また、田舎ならではの冷たさや、都会ならではの温かさを感じることもできました。(逆のイメージが強かったんだけどなぁ)

 実は、この親子の生活は、「徘徊~ママリン87歳の夏~」というドキュメンタリー映画にもなっておりまして、私は、こっちらの方を先に知っておりました。なので、図書館でこの本を見つけたときは、すこり運命的なものを感じました。(おおげさやけど)興味がある方は、このドキュメンタリー映画を観ると、認知症のリアルな言動と行動を知ることができます。(ただし、DVDになっていないため、レンタルDVDはありません。ネットのサブスクで観ることになっちゃいます。)

 「やっぱ、ノンフィクションはいいなぁ。」と、再確認した私めでございます。