2週間前から口内炎が治らないと
昨日の夜診を受診したそこの臨床検査技師さん。
ケナログを塗っても一向に治る気配なしで、
両方の下奥歯の外側の歯茎と上顎の前方部分の
表面が剥けたような感じで痛むのだと。
口腔内を診ると、確かにいわゆる“アフタ”の形成はなく
決して広い範囲ではないが、剥けたようになっている。
すでにこの時点で 「面妖な?」 との思いがよぎる。
そして、咳も同様に2週間前から続いているという。
おまけに、肌の荒れも目立ってきているし
じんましんのような皮疹があちこちに出て痒いとも。
疑念はドンドン膨らんでいくのだが、
ハッキリと訊ねる勇気が出てこないまま、
とりあえずは、
ビタミンB2とビタミンCを処方することにした。
カルテを事務に回してしまってからの雑談。
患者曰く、
「ちょっと前なら、直ぐに治ったのになぁ。
やっぱり 歳取ったってことかなぁ。」
ナース曰く、
「何を言うてるの贅沢な、まだ24のくせに!」
患者曰く、
「食べ物の好き嫌い多いし、偏ってるのかなぁ?」
オッと、思いがけないチャンス到来だ!
小生:「食べるもの、産地とか気にしてる?」
患者:「何にも考えてないけど・・・」
小生:「いわゆる東日本の食材とか、気にせずかい?」
患者:「別に気にしていないです。
そうそう、2週間前は東京に行ってきたんです。
喉に違和感を覚えて咳が出るようになって。
普通にいろいろ食べて、三陸沖の牡蠣とかも。」
小生:「それからなんやね? 口内炎みたいなのも。」
患者:「そうやわ、東京行ってきてからやわ。」
初めに頭をよぎった 嫌な予感は当たっていたのだ。
食材への注意や太平洋の汚染の具合などなど、
彼女にとっては青天の霹靂であったようだ。
放射能への感受性は個々人で大きく異なる事は周知のこと。
いづれにしても、今後の体調の変化に要注意である。