マーケティング イノベーションの鈴木規子です。
またたいへんご無沙汰しております!
今日のご紹介内容はMJに載っていた記事広告ですが、
見た瞬間「これ、売れるのと違う?早くブログで紹介しないと!」
と焦りつつ、もうひと月も経ってしまいました(;_;)。
※お知らせ:このアンケート作成代行サービス「使える!アンケート」はおかげさまでご好評いただいております。
業界の常識破りの格安料金でご提供しているサービスですが、出来上がった調査票をお送りすると、その内容の質の高さに、これまでこのサービスを利用くださった全員の方が「さすがですね!」と驚かれ、そしてご満足いただいています。後日ご感想のアンケートに「さすがだと思った。」と書いて下さる方もおられます。
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●さて今日の目次は
1.記事紹介
2.おボツコーナー(たまりすぎて、今回はお休みさせていただきます)
3.あとがき
では、今日は8月29日の日経MJの記事広告からです。
ターゲットの生活実態をていねいに調査するのは、商品開発の基本です。
ご参考になれば幸いです。
記事広告抜粋:
「ここ数年、市場拡大に苦戦を強いられる防虫剤市場。
白元は昨春、現ユーザーが抱える「黄ばみの悩み」に応えた画期的商品「ミセスロイド1年防虫 黄ばみ防止機能付き」を発売、売上げは好調に推移している。
防虫剤市場は近年、縮小稽古にあるという。その要因として考えられるのは、ライフスタイルの変化がある。かつて衣類収納は引き出しや洋服ダンスが役割を担ってきたが、現在ではクローゼットが主流になっている。
それに伴い、大幅な衣類の入れ替えも減り、消費者には衣替えの感覚が希薄になってきた。
白元では、時代と共に変化する消費者のライフスタイルや収納実態の動向を確実に把握するため、改めて市場調査をしてユーザーニーズの掘り起こしを行った。
同社によると、衣類収納時には「虫に食われる」こと以上に「黄ばみが出る」というトラブルが多いことが判明。さらに防虫剤にプラスされていたらよいと思う機能でも「黄ばみ防止」がトップに挙がった。
さらに「防虫剤+黄ばみ防止機能」商品への購入意欲も既存ユーザーはもとよりノンユーザーも高い数字を示した。」
---記事広告抜粋はここまで---
今年新発売だと思ったら、去年から発売していたんですね。知りませんでした(苦笑)
なんと、黄ばみの原因は「空気中のNOx」だそうです!・・ご存じでしたか?
それを吸着して黄ばみにくくするのだそうですよ!(^_^)
詳しくは⇒ http://www.hakugen.co.jp/products/prd3034.html
さて今回のポイントですが、防虫剤の商品開発だからといって、衣類の虫に対する被害状況や意識ばかり調査するのは視点が狭いですね。
考え方としては「衣類の虫食い防止に貢献」という狭い領域から、「衣類の収納の不満を解決」というひと枠大きい領域に視点を移したのではないでしょうか?
白元の調査は衣類の収納についての実態と意識を調査して、「黄ばみ防止」という不満解決・売れるコンセプトを発見したところが素晴らしいです!
当社でもクライアントに強くお勧めしているのが、この「実態や現状を客観的に把握する」調査です。非常に地味な感じに受け取られますが、今回の例のように領域や視点を変える、男女別や年代別の違い、地域別の違い、経年変化による違いなど違いに注目するなど、現状把握の中に商品開発のヒントはつまっているのです。
マーケティング調査について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。↓
http://m-innovation.jp/apoint/apoint.html
当社のこれまでの調査実績についてはこちらをどうぞ↓
http://m-innovation.jp/case/case.html.html
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■ここからは、この事例について「消費者調査をしたとしたら・・・」という
過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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上にも書きましたが、調査にあたり「領域をどう設定するか」、つまり「仮説をどう立てるか?」がポイントです。
新商品開発にもいろいろランクがあり、まったく新しい市場を創る新商品もあれば、既存商品の改善もあります。
この商品の場合はその中間の位置づけのように思いますが、従来からの「衣類の虫食い防止」という機能を改善しようとしたのではなく、「衣類の収納の不満を解決」というひと枠大きい領域に視点を移した、つまり「仮説を立てる範囲をそこに変更した」、というところが重要なポイントです。
現状の問題点としては、記事中に「クローゼット利用が増え、大幅な衣類の入れ替えも減り、消費者には衣替えの感覚が希薄になってきた。」とあります。
ですから、衣替えを契機にした「着なくなった衣類を防虫して仕舞う」作業が減ったということですね。
ならば、購買を増やすには「出したり入れたりするメリハリもなく、一年中保管・収納している状態」を前提とした商品開発が必要になりますね。
ということで、仮説としては
●クローゼットに収納している衣類を、着る季節が来ていざ着ようとしたら
着れないことがあるのではないか?その問題・不満を解決できるのではないか?
●クローゼットへの収納の仕方に、着れなくなる問題の原因があるのではないか?
などが考えられます。
質問項目としては
●クローゼットの収納状態の現状(できれば写真撮影)
●収納しているもの、種類、衣類以外で一緒に入れているもの
●収納の仕方(洗濯、クリーニング、アイロンなど手入れの仕方など、季節の
変わり目の収納の仕方など)
●クローゼットの利用の仕方(開け方、頻度など)
●昨シーズンのものを、今シーズンになって着ようとしたら
着れなくなっていた経験と、その理由(どうなっていたか)
●なぜそうなっていたと思うか、自身で考える改善策は?
・・・などの、現状・実態と意識を把握する質問文を作成し、クローゼット利用者に調査を実施します。
集計・分析結果から、新商品のコンセプトを立案、モニタリングを経て、計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act)で実施していきます。
■無料相談⇒こんど新しく電話での無料相談をはじめましたので、
よろしければいちどご利用ください。
http://m-innovation.jp/freeconsult/freeconsulte.html
■おボツコーナー(題材として取り上げるには至らなかったけれども、
捨てがたかった記事を、タイトルでご紹介するコーナーです)
今回はお休みさせていただいてます。
■■■あとがき■■■
私は電動ハブラシが好きで(奥歯もきちんと磨けるので)、もう15年くらい、いくつかの器具を買い替え使っています。
最近、今使っているものの充電池部分の取替え時期が来たので、今まで利用したことのなかった「マツヤデンキ」で取り寄せを依頼しました。
ふだん電化製品は品揃えが多いミドリ電化かコジマで買っているのですが、すぐに取りにいけるように、家から一番近いマツヤデンキにしたのです。
「取り寄せ品が来た」との連絡を受けて、昨日受け取りに行ったのですが、マツヤデンキの店員さんはどの人もすごく感じがいいんですよ。
(この店だけでしょうか?それともマツヤデンキ全体がこうなのでしょうか?全体だとするとこの会社のコアコンピタンスなので、この点に興味があるのですが。)
こういうことは他の電器量販店では感じたことはなかったです。
不快な目に遭うことはよくありますが・・・(笑)。
そこで意を強くしたのがやはり、ベタですが「接客は大事」ということです。
このような取り寄せ品の注文から、次の購買に繋げる可能性を作れます。
現に私も、店員さんの感じが良かったのに気を良くして(?)、
「なんかいい物ないかな~。」と店内回遊しました。
今回は買いませんでしたが、今度買う時の、お店の選択肢の中に入れました。
こういったお客さまの意識をアンケートで収集すると、経営改善に活かせますのでどのようなやり方があるかなど、ご相談くださいね。
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ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
改善したり、励みにさせていただきます。